倍賞千恵子が9年ぶり単独主演映画 生きることの尊さ伝える
1/27(木) 4:00 サンケイスポーツ
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「PLAN75」で熱演する倍賞千恵子
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女優、倍賞千恵子(80)が高齢化社会の近未来を描く映画「PLAN75」(早川千絵監督、6月公開)に主演、自らの死を選べる国策に迷う女性をリアルに演じることが26日、分かった。

是枝裕和監督(59)が総合監修を務めたオムニバス映画(2018年公開)の短編をリメークしたもので、キャストも物語も一新。もともと早川監督の企画・脚本で、主要テーマの生きる尊さを掘り下げるため今回は2時間弱の長編にした。

物語の舞台は、後期高齢者の75歳以上を対象に、国民に安楽死を選ぶ権利を保障し支援する政策「PLAN75」が施行された設定の日本。倍賞は夫の死後、1人で暮らす78歳のホテル客室清掃員、ミチ役。仕事も住む場所も失う事態に追い込まれ、「PLAN75」の申請を考え始める…。

年齢で国民の人減らしをする物語に、倍賞は当初「ひどい」と思ったが、読み進めるうちにミチのある決断に心を打たれて出演を決意。昨年暮れに撮入し今月中旬に撮り終えた。単独主演映画は「東京に来たばかり」(13年11月)以来、約9年ぶり。「多くの人が命や愛や生活を考え、人生に役立ててほしい」と期待を寄せる。

早川監督は「経済的合理性を優先し、人の痛みに対する想像力を欠く昨今の社会への憤りに駆られて製作しました。ミチを通して人が生きることを全肯定したい」とコメント。「PLAN75」の窓口を担当し苦悩する市役所職員を演じる磯村勇斗(29)は「恐怖を感じるだけではなく、未来への道標や一筋の希望を感じてもらえたら」と願った。

◆4人に1人強が65歳以上高齢者

昨年11月に総務省が発表した2020年国勢調査によると、20年10月1日時点の外国人を含む日本の総人口は1億2614万6099人。このうち65歳以上の高齢者の割合は28・6%の3602万7000人で過去最高を更新、総人口の4人に1人強は高齢者となっている。

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