1/19(水) 21:50配信
日刊スポーツ

インタビューで笑顔を見せる大坂なおみ(AP)

<テニス・全豪オープン>◇19日◇男女シングルス2回戦

世界王者ジョコビッチ(セルビア)国外退去騒動がひと息をついたと思ったら、今度は彭帥(中国)問題が再度、浮上した。

元ダブルス世界女王の彭帥は、共産党最高指導部メンバーだった張高麗元副首相と不倫関係にあったと告白した後、連絡が途絶えた。

19日に5年連続3回戦進出を決めた大坂なおみ(24=フリー)は、昨年11月に「彭帥さんはどこ」というハッシュタグ(検索目印)をつけた投稿を、いち早くSNSに上げた。

女子テニス協会(WTA)が中国から大会を撤退するという強硬姿勢を見せたときも、大坂はいち早く支持を表明。彭帥問題について、積極的に意思を表明し続けている。

2回戦に勝った後、「この問題について、どうして意見を表明したいと思うのか?」と問われた。それに対し、大坂は「説明するのは難しいけど、もし私が彼女の立場なら、人から気にかけてもらいたいと思う」と、その理由を説明した。「ただ、自分が彼女の立場だと、少し怖いかも」と彭帥の状況を思いやりながらも、「自分の声を届けたいし、みんなにも気にかけてほしい」と強調した。

彭帥は、WTAのサイモン会長が連絡を取ろうと試みているが、いまだに直接話ができていないという。その間に、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長はテレビ電話で会話し、「大丈夫のようだ」と発言。北京五輪を控え、中国におもねったと批判を浴びた。

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