社会人野球クラブチーム、茨城ゴールデンゴールズ(GG)の監督、片岡安祐美(35)が第1子を妊娠し、6月下旬に出産予定であることが18日、分かった。本紙の取材に応じ、妊娠5カ月のおなかをなでながら「元気に生まれてくれれば」と笑顔。2度の流産をへて授かった子宝にプロ野球、DeNAの元投手でラーメン店を営む小林公太氏(30)と喜び合った。GG初代監督でタレント、萩本欽一(80)もひ孫≠フ誕生を心待ちにしている。

野球少女がママに。6月下旬の出産を明かした片岡は「3日前、初めておなかを蹴られました。性別はまだ分かりませんが、元気に産まれてくれれば」と妊娠5カ月のふくらみに優しく触れた。

2017年に夫の小林と結婚し、5年後に訪れたコウノトリ。実は33歳から妊活しており、「一昨年末におなかが痛くなり、出血してしまって、病院へ行ったら『流れちゃったね』と。2度目は昨年の6月、心拍を確認したけど、赤ちゃんが育たず、おなかの中で死んじゃって…」と2度の流産を告白。同8月には大好きな祖父、安雄さんが他界して二重のショックを受けた。

「最初の流産は体、2度目はメンタル的につらかった。もっと早く病院に行けばよかった」と自身を責める片岡を支えたのは、夫や家族、チームの仲間だった。コロナ禍でなかなかグラウンドに集まれなかったが、「キャプテンが『後悔をしないように』って励ましてくれたり、事情を知らないメンバーは会うと笑わせてくれて、野球が救ってくれた」と感謝した。

夫の店で簡単な作業を手伝いつつ、前向きに妊活を継続。同10月に3度目の妊娠が分かった当時を振り返り、「義母は泣いて喜んでくれましたし、夫は重い物を持って気遣ってくれました。祖父が連れてきてくれたのかな」と目を赤くした。

何より、婚姻届の保証人である萩本が大喜びしてくれた。この日午前、取材前に電話で報告すると、「かわいい子になるな、安祐美に似て。やっとママになるのか」と祝福。2度の流産を知り、「大事な子だな」と繰り返す一方、「心配しすぎないように。赤ちゃんが弱くなっちゃうからしっかりしなさいよ」と励まされた。片岡は「見抜かれた気持ちだった」と再び感涙した。

萩本は「男の子だね。野球をやりそうだな。僕的には野球じゃなくて勉強がいい」と予言≠オたといい、「私は勉強を教えられませんって言ったら、『お勉強ができなくてもスポーツは人生を変えてくれる』って。子供がやりたいことを何でもやらせてあげたい」と欽ちゃん流で大らかに子供を育んでいく。

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