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2022年01月01日
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 昨年12月19日、ビートたけし(74)が「新・情報7daysニュースキャスター」(TBS・土曜・22:00)を今年3月いっぱいで降板することを番組内で発表した。驚いた視聴者も少なくなかったが、これを機に他社も追随する可能性があるという。

 たけしが番組降板について最初に語ったのは、14日配信の「NEWSポストセブン」の記事だった。その翌日には自身の公式サイトで、こう発言していた。

《ただ遅い時間の生放送は身体に応えるから嫌だと言っただけなのに、バカなやつらが確認も取らずに雑誌を売ろうとして悪口を書きやがる。/いつまでも時間があるわけじゃないから、これからは自分がやりたい創作活動に時間を割こうと思っている。/楽しいことをたくさんやっていくので、引き続きよろしくね。》(12月15日付)

 確かに、たけしにとって“生放送”は「Nキャス」だけだった。だが、生放送ではない収録番組も、たけしから撤退するかもしれないと言うのは業界関係者だ。

「TBSが『Nキャス』降板を決めた最大の理由は、たけしさんの高額なギャラであることは間違いありません。それは他局の収録番組であっても、悩みの種であることに変わりはない。来春を目途に、他局もたけしさんから撤退する可能性は高いですね」

 たけしは80年代の漫才ブームの頃から芸能界のトップをひた走ってきた。そのギャラともなれば、テレビ業界ではトップクラスであることは周知の事実である。

「そうはいっても、全盛期のみのもんたさんやとんねるずほどではありませんでした。現在はみのさんもとんねるずも、地上波からはほとんど消えましたからね」

 次はたけしということか。

■テレ東が追随?

「すでに『23時の密着テレビ「レベチな人、見つけた」』(テレビ東京・火曜・23:06)は打ち切りが決まったそうです」

「レベチな人」はたけしとTOKIOの国分太一が司会の番組だ。前身は同じく2人が出演した「たけしのニッポンのミカタ!」(金曜・22:00)だったが、2021年4月からテレ東の「ワールドビジネスサテライト(WBS)」が22時スタートに切り替わるのを機に、火曜日の23時枠に移動した。

「『WBS』は金曜だけはこれまで通り23時スタートですから、本来なら『ニッポンのミカタ』は動かなくてもよかったはずなのです。にもかかわらず、格落ちした枠で別番組としてスタートしました」

 テレ東の23時台でも、よく出演を続けたという声もある。

「たけしさんは結構、縁を大事にされる人で、テレ東の番組は制作会社イースト(E&W)と組んで仕事をしてきました。80年代の『OH!たけし』(TBS)や90年代の『北野ファンクラブ』(フジテレビ)など、たけしさんと長年組んできた制作会社ですから、阿吽の呼吸だと言われています。テレ東で12年続いた人気番組『たけしの誰でもピカソ』もそうでした。それと入れ替わるように始まった『ニッポンのミカタ』もイーストでしたが、番組終了で制作から外れました。いつもならたけしさんも降りてしまうところでしたが、国分を守るため、制作会社が代わっても続けたと言われています」

 それでも、打ち切るというのだろうか。