【M-1】<“ボケの時代”に突入した?> 松本人志の審査基準に見る「錦鯉優勝」の決定的理由《オズワルド、ハライチも…》 [Egg★]
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漫才とは、ボケとツッコミの組み合わせで笑いを生む話芸である。だが、ボケとツッコミとひとくちに言っても、そこには無限に近いほどのバリエーションがある。
【表】松本人志の最高得点、最低得点は…? 今年の『M-1グランプリ』各審査員の採点表を見る
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近年の若手漫才シーンでは、どちらかと言うとボケよりもツッコミの存在感が強い漫才の方が主流だった。2019年の『M-1グランプリ』で優勝したミルクボーイの漫才でも、ツッコミの内海崇がどんどん話を広げていくところが軸になっていた。同じ年に決勝に進んだぺこぱの漫才も、ツッコミの松陰寺太勇がボケを否定せずに受け入れるスタイルが革新的で話題になった。
2018年の『M-1』で優勝した霜降り明星の漫才でも、せいやのボケに対して、粗品が説明を兼ねた鋭いツッコミをいれて笑いを起こしていた。
2020年の『M-1』でも、おいでやすこが、東京ホテイソン、ウエストランドなど、ファイナリストにはツッコミが強いタイプの芸人が多かった。優勝したマヂカルラブリーは例外で、彼らの漫才ではやたらと動き回るボケの野田クリスタルの方が目立っていて、ツッコミの村上は脇役に徹していた。
“ボケ強めの漫才”で勝負したハライチ
しかし、今年の『M-1』ではそれがガラッと変わり、ランジャタイ、錦鯉、インディアンスなど、ボケの存在感が強いコンビが目立っていた。また、敗者復活戦から勝ち上がってきたハライチも、決勝で披露したのはボケが強めの漫才だった。彼らはツッコミの澤部佑がボケに対して延々とノリ続ける「ノリボケ漫才」で世に出ていて、ツッコミが強めの漫才を得意としていたのだが、今年はボケ強めの漫才に切り替えていた。
ハライチ以外でも、もともとツッコミ強めの漫才をしていた芸人が、ボケの方を際立たせるケースが目立っていた。ゆにばーすも、従来はツッコミの川瀬名人の方が目立っていたのだが、久々に決勝に返り咲いた今年は、ボケのはらが前面に出てきて、川瀬と対等に話を進めるようになっていた。
3年連続決勝進出のオズワルドも、今までは伊藤俊介のクセのあるツッコミが売りだったが、今回はそれが抑え気味になり、その代わりにボケの畠中悠の不気味なキャラクターが強く打ち出されていた。その結果、漫才としての完成度はますます高くなり、笑いの量も増えた。彼らは1本目の漫才でうねるような大爆笑を起こし、ファーストラウンドを首位で通過した。
週刊文春
https://news.yahoo.co.jp/articles/02671aa63065bc29ab4b257236a81e49ad919733
写真
https://newsatcl-pctr.c.yimg.jp/r/iwiz-amd/20211221-00050997-bunshun-000-4-view.jpg?pri=l&w=640&h=426&exp=10800 錦鯉とインディアンスの“共通点”
一方、もともとボケが強いコンビの場合、ツッコミがそれを上手く制御できるかどうかが勝負の分かれ目になっていた。昨年も決勝に行っていたインディアンスと錦鯉はボケが強いコンビだったが、今年はツッコミが以前よりも目立っていた。
錦鯉の渡辺隆は、ボケの長谷川雅紀を自由に遊ばせながらも、要所要所でグッと手綱を握って力強くツッコミをいれて、笑いを倍増させていた。インディアンスも、ツッコミのきむが技術的に進化していて、田渕章裕のパワフルなボケに負けていない自然なツッコミを見せていた。
錦鯉とインディアンスは、もともとあったボケの強さを生かしつつ、そこにツッコミを的確に絡ませていくことで、今まで以上の大きな笑いを起こして、最終決戦へと駒を進めた。最終決戦はオズワルド、錦鯉、インディアンスの3組によって争われることになった。
オズワルドはなぜ優勝できなかったのか?
オズワルドは優勝候補と言われていたが、最終決戦ではほかの2組に比べると今ひとつ空気をつかむことができず、敗れてしまった。
ファーストラウンドで圧勝していたオズワルドが最終決戦で大失速した理由の1つは、インディアンス、錦鯉との芸風の相性の悪さである。インディアンスも錦鯉も、大声を出して派手に動き回る強烈なボケを擁するパワーファイターである。それに比べると、オズワルドは終始落ち着いたトーンでネタを進めていく。
もちろんそれが彼らの持ち味なのだが、錦鯉とインディアンスの直後にネタを披露すると地味な印象に見えてしまい、ネタの序盤で空気をつかめないと、そこから巻き返すのが難しくなる。
オズワルドが彼らの後にネタを披露することになったのは、ファーストラウンドで圧倒的に面白いネタを演じて、1位通過を果たしたからだ。つまり、皮肉にも、彼らは1本目に演じたネタが面白すぎたせいで、2本目のネタを最後に演じる羽目になり、そのことで流れをつかみ損ねたのである。これが勝負の綾というものだ。 松本人志の“審査基準”とは
結局、最終決戦では、審査員7人中5人からの支持を得て、錦鯉が優勝を果たした。審査員の松本人志は3組の中から誰を選ぶか迷いに迷った末、「最後の最後は一番バカに入れようと思って錦鯉にしました」と答えた。
松本が喝破した通り、錦鯉の長谷川の役割は「ボケ」というより「バカ」である。ボケはツッコミとの役割分担によって意識的に演じられるものだが、長谷川はその作り物っぽさを極限まで薄めて、自分の言葉としてバカなことを大声で叫ぶことができる。だからこそ、そこに問答無用の説得力が生まれ、笑いが起こるのだ。
錦鯉の漫才を別の人が演じたら、ここまで面白いものにはならないに違いない。長谷川が「こんにちは」と叫ぶだけでなぜ笑いが起きるのか? それは、彼が本当に「こんにちは」と大声で言いそうな人間だからだ。
錦鯉の2本目の漫才では、長谷川が猿を罠にはめるためにバナナを置き、そのバナナをおいしそうだと思って自分で食べてしまい、自分が罠にはまってしまう。しかも、それを3回繰り返す。こんなバカバカしい行動がボケとして成立するのは、それをやっているのが長谷川だからだ。50歳の無邪気なおじさんが本気でバカをやっているからこそ、錦鯉は面白いのである。
『M-1』はどんどん高度化している
『M-1』という大会も歴史を重ねたことでデータが増えて、それを踏まえて出場する芸人が対策を練るようになってきた。『M-1』で勝つために、決勝に行くために、芸人たちは『M-1』用のネタを作り込む。『M-1』で勝つためにはこうすればいい、こういうネタを作ればいい、といった戦略はすでに知れ渡っていて、誰もが多かれ少なかれそこを意識しながらネタを作っている。
これは、将棋の世界で将棋ソフトが強くなりすぎてしまい、ソフトによる研究がプロの間でも普通になっている、という状況に似ている。そのことによって、誰でもある程度のところまでは強くなることができるようになったのだ。
この状況を指して、羽生善治九段は「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれた。でも、高速道路を走り抜けた先では大渋滞が起きている」という言葉を残した。誰もがソフトを使えるようになったからこそ、それを使うことが最低限の前提になっていて、その先ではさらに高いレベルの競争が起こっているのだ。 「ツッコミ強」から「ボケ強」、そして……
『M-1』に挑む芸人の間でも同じことが起こっている。勝つためにはこうすればいい、という「傾向と対策」は誰でも知っている。そんな状況では、出場するすべての芸人がその水準で争うことになるため、その中でほかと差をつけるのがより難しくなる。
高速道路の先で漫才師たちの大渋滞が起こっている中で、錦鯉はその上空を飛行機でやすやすと飛び越えていった。その飛行機には「バカ」という燃料が積まれている。この燃料が豊富にあったからこそ、彼らは『M-1』の覇者となることができたのだ。
『M-1』という大会が続いて、漫才が進化を重ねた果てにあったのは、「ツッコミ強」から「ボケ強」への時代の変化。そして、「ボケ」を上回る「バカ」の強さである。必死で面白くなろうとしている芸人たちの中で、激しい競争を勝ち抜いたのは、「初めから面白い人=バカ」だった。錦鯉は最強の漫才師であると同時に、愛すべき最高の「バカ」である。 錦鯉もインディアンスもあのツッコミでウケてるでしょ
特に渡辺さんめっちゃ上手い オカンが今年とても面白かった漫才コンビの名前を忘れたらしいねんな ちな審査員の点数
松本と礼二はキチッと点数を付けてる
塙と富澤は点数の幅が小さすぎる
https://i.imgur.com/S5pC0TZ.png 漫才はボケが第一だよ
ツッコミの技術ばっかり競ってんじゃねーよ >>9
上沼は批判を恐れてるのか点数が甘くなり過ぎ
来年引退で丁度いいよ ツービートはボケしか機能してなかったけどな
ツッコミはよしなさい音声しか備わってなかったし 誰も傷つけない笑いとかいうヤツの時代はまだでしょうか 楽しそうなツッコミが嫌いって公言してたな。誰に対してだっけ ハライチはまじクソだった
ほかも、なんかマヂラブの悪影響受けてるような?
マヂラブは好きなんだけどさ 単にレベルが下がっただけ
もう毎年やるもんじゃなくなったな >>20
2019年のニューヨーク
その後にペコパが優しいツッコミで爆笑をかっさらって
松本人志が時代に乗り遅れたことを露呈してしまった >>26
これだな
じゃいいじゃねーか
は良かった ハライチ叩かれてるけど敗者復活の時のネタ見たら久々に決勝で見てみたいと思ったよ
決勝はマジでゴミ過ぎたけど ヤフーでSMAのお笑い作った人の記事見たが
なかなか良かった 「寄り合いって言えよ」「合コン行かなくていいよ、穴でも掘ってろよ」と「穴は掘らないよ」辺りの間合いが絶妙でニヤニヤしてしまう。 >>27
ツッコミ聞いた後に
「確かにw」と思ったw 検索の邪魔になる一般名詞固有名詞の芸no人は殺されても仕方ない いやいや、老若男女誰でもわかりやすい漫才に時代が突入したって書けよ。錦鯉以外のネタなんてじいちゃんばあちゃんわかんねえよ。 まあ昔でも今でも生き残れるのは両者ともボケとツッコミが出来るコンビだけ マヂカルラブリーの村上が脇役って頭おかしいだろ
村上がいるから野田が活きてる
去年の村上の仕上がり半端ないぞ 錦鯉はどう考えてもツッコミのおかげだろ(´・ω・`) ボケで笑えてさらにツッコミで増幅されるんだろ。錦鯉は別にボケが強いとは思わねえけどな、異常なボケをギャグとして成立させる見事なツッコミ >>9
これね、同じ数字は一度しか使っちゃダメってしないとな
あとから精査しづらくなるのはあるが、それより似たような点で差別化してない方が悪だわ ボケだろうがツッコミだろうが
賞レースで勝つのはスパークした者だ! >>45
一気に十組見て、得点の書き直しも自由にとかできないんかね? >>42
そうだよな
あのツッコミでバカバカしさが活きる
こ〜んにちは〜←こんばんわだよ
こ〜んにちは〜←おぼえろよ
2本目の掴みがちゃんと繋がってる 錦鯉のネタはギャグマンガの実写版
子供の主人公にやらせることを50のおっさんが違和感無くやれるのは
長谷川の才能 寧ろ錦鯉なんてツッコミが別の下手糞な奴がやったら面白くないだろってくらいツッコミが優秀だからこそだろ ジャンプとかのギャグマンガもやたらにツッコミがくどくてそれで笑いを取るスタイルなんだよな。昔はボケが強かった。マサルさんとかたけしとか。おぼっちゃまくんとかハゲ丸くんとか >>53
じゃあいいじゃねぇか、もう…
介護のような諭すツッコミ、びっくりしたわ ツッコミがボケを上手くコントロールしているといえばドリームマッチでやったキャイ〜ンウド鈴木&次長課長井上のコント思い出したわ。 >>52
役者のが似合ってるもんね
演技力があるんだよ >>57
錦鯉は、はちみつ次郎のパワーアップ版な感じがした 錦鯉の優勝ネタは渡辺の伏線回収で締めて
ドッチラケのボケ倒しに終始しなかったおかげだろ >>26
あのときの「いやだ」みたいなやりあいも好き >もちろんそれが彼らの持ち味なのだが、錦鯉とインディアンスの直後にネタを披露すると地味な印象に見えてしまい、
>ネタの序盤で空気をつかめないと、そこから巻き返すのが難しくなる。
いや、前二組がテンション高いから、最後、落ち着いたトーンでしっかり笑い取れてたら勝ってたよ
面白いし、落ち着いてていいねって
うまいヘビーな肉食って、最後コーヒーで落ち着く感じ GYAO!で改めてファイナル3組見たが
渡辺のツッコミ良かったわ 錦鯉のツッコミは素人には上手く見えるが、キャイ〜ンの天野やペナルティのヒデに比較すれば数段落ちるのが分かる。
彼らに似た声色とスタイルなので漫才師として安定感があるように見えるが、技術は並み程度しかない。 悪ノリするタイプのツッコミと長谷川のコンビだったら
全く売れてないと思う
あの幹事長みたいな見た目からの
ガッツリしたツッコミで本筋に引き戻すから
長谷川が寒くならない >>52
ほんと字で書き起こしたら小学生が書いたかと思うようなネタ
ただ錦鯉がやると、ちゃんと芸になってるんだよなあ ちびっこ達は元気よく挨拶するの流行ったりするのだろうか 特に面白かったのは
錦鯉
モグライダー
もも
だけかな
後はあんまり いい傾向だな
一般人までツッコミツッコミで辟易してた すっかり忘れてたんだけど、私五年分のM1を分析し、どういう傾向のお笑いがウケてるのかを調べたものを卒論にして。そしてそれを英語に訳して発表したんだったわ。
なんでそんな卒論にしたのかは、自分でも覚えてない。
https://twitter.com/akichi0518/status/1473304311174397957?s=21
https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) >>34
絶妙の間だから確かに!と思えて
面白いんだよなぁ >>1
漫才自体おわこんなんだよね
もう吉本いらないよ
落語と一緒
淘汰されていくよ
カブキと一緒
誰も観ないよ 真空ジェシカの1本目は漫才でもワード選びがシュールだった。 >>23
松本がニューヨークに言ったのは「笑いながらツッコむのが好みじゃない」でぺこぱは笑いながらツッコんでないから的外れ とっくにM1なんて終わらせなきゃならないのに、
ズルズル引っ張って、ヤラセで審査してるんだから、つまんなくなって当然だよな
サンドまでがピークだった ハライチは敗者復活戦でめちゃスベってたのになんで通ったんや
案の定決勝でもスベってるし 敗者復活も録画で観たんだけど、声出てない人は面白さ半減、声出てるのはブーストするね。
ダウンタウンも抑揚はあるけど声出してたもんな。
浜田も若手に「声出てない、声張れ!」「一番声出てた」ってすぐ言うし。 渡辺実は優秀!ってやつだろ
いままでの相方じゃむりだったんだから
あとライフ・イズ・ビューティフルは小峠の案らしい >>26
あれと粗末にしたじいさんへの気遣いが回収されるとこで決まりだなと >>85
松本は「怒りながらツッコむほうがええと思う」と言ったが
怒らなかったぺこぱが爆笑をかっさらった
勝本が時代に追い越された瞬間だったな 2010年スリムクラブの時は「ツッコミじゃなくて困惑だ」とか言われてた気がする >>94
それ、それがダメなんだよ
「今、噛んだやろ?」みたいなダウンタウン式のツッコミが古くなったのよ 最後に明暗分けたのはツッコミの差だと思うけどな
田渕と長谷川は互角だったけどキムと渡辺の差がエグかった 渡辺は「じゃいいじゃねーか」だけじゃなく最後の「どうも、ありがとうございました」も間がよかった
あの一見無駄に見える溜めは上手い漫才至上主義的なタイプは出来ないだろうな
来年以降、真似する奴が増えるかもしれないが 長谷川のキャラに隠れがちだけど渡辺は地味にツッコミ上手い ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています