映画『護られなかった者たちへ』初日舞台あいさつが1日、東京都内で行われ、出演者の佐藤健、阿部寛、清原果耶と瀬々敬久監督が登壇した。

 本作は、中山七里氏による同名小説を映画化。東日本大震災から10年目の仙台を舞台に、不可解な殺人事件の真相と、その裏に隠された切ない真実を描く。殺人事件の容疑者・利根を佐藤、利根を追う刑事を阿部が演じた。

 阿部と約11年ぶりに共演した佐藤は「大変光栄でした。少しでも成長した姿を阿部さんにお見せしたいなという気持ちで気合が入っていました」と告白。

 それを聞いた阿部は「十分に成長していたよ」と笑顔を見せながら、「現場に行ったときも、本当にその役のままでずっといられるんです。その姿を見て、僕も背筋が伸びる思いがしたし、非常に立派になられたなと思いました」と語った。

 先日行われた公開直前イベントでは、佐藤が阿部に、LINEをするのかを尋ねた。ところが、同イベント後、共演者の林遣都がすでに阿部とLINEを交換していたことを知って、衝撃を受けたという。

 佐藤は「その日、無事に交換させていただきました」とうれしそうに明かし、「僕が『佐藤です。よろしくお願いします』と初めに送ったら、阿部さんから返ってきた『お願いします』のシンプルな一言に、最後“ぴえん”の顔が付いてました」とエピソードも披露。

 佐藤が「阿部さん、ぴえんを使われるんですね」と聞くと、阿部は「何だったら、もっとたくさん(使う)」と返して笑わせた。

 また、映画のタイトルに絡めて、「食事、睡眠、趣味の時間の中で一番“護りたい”ものは?」と尋ねられた佐藤は「その3択だったら睡眠かな。やっぱり寝ないで働くとかよくない。やっぱり人はたくさん寝て、健康でいることが一番大事」と語った。

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