9/17(金) 10:00配信 オリコン
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 角川映画45年記念企画として「角川映画祭」が11月19日よりテアトル新宿、EJ アニメシアター新宿(以上、東京)ほかにて開催される。巨匠・市川崑がメガホンをとった『犬神家の一族』(1976年)の4K デジタル修復版が初上映されるほか、日本映画の歴史を変えた傑作31作品の一挙劇場上映される。

【写真】初々しい原田知世の映画デビュー作『時をかける少女』

 ラインナップはいずれも現在の日本映画界に影響を与えた一流のクリエイター(監督)たちの作品ばかり。犬神製薬当主が残した不可解な遺言状を発端として起きる連続殺人事件に、石坂浩二演じる名探偵・金田一耕助が挑む、横溝正史の傑作ミステリーを映画化、角川映画第1弾作品としてもメガヒットを記録した『犬神家の一族』。

 完成まで16年、新種のウイルスが蔓延、人類の終末と再生を描いた小松左京の原
作を空前のスケールで描いた深作欣二監督による感動超大作『復活の日』(4K修復版/80年)。原田知世の映画デビュー作であり幾度となく映像化される不朽の名作『時をかける少女』(83年)。舞台女優を目指す女同士のドロドロの世界を描いたミステリー映画の傑作、今月3日に亡くなった澤井信一郎監督による『Wの悲劇』(84年)。

 薬師丸ひろ子の人気が爆発、当時社会現象にもなった作品である相米慎二監督の『セーラー服と機関銃』(81年)。片岡義男による同名小説を映画化、野村宏伸の映画デビュー作であり薬師丸ひろ子や財津和夫、桃井かおりらが共演した森田芳光監督による名作ラブ・ストーリー『メイン・テーマ』(84年)などの作品を再び映画館で観ることができる。

 ほか、8月に82歳で亡くなった千葉真一さんの追悼上映企画として、クエンティン・タランティーノやジャッキー・チェンら名だたる世界の映画人からも尊敬される彼が主演とアクション監督を務めた「自衛隊VS戦国武将」を描いたスペクタクル巨篇『戦国自衛隊』(斉藤光正監督、79年)を特別上映する。

 ポスターは『犬神家の一族』の劇中、頭部全体を真っ白に覆うゴムマスク姿で登場する強烈キャラクター“スケキヨ(佐清)”を全面に映し出したもの。その特異な姿は主役の金田一耕助を凌ぐほどの印象を植え付け、一度見たら忘れられない“トラウマ級”のビジュアルとなっている。

■「角川映画祭」開催劇場

★テアトル新宿
期間:11月19日(金)〜12月16日(木)
https://ttcg.jp/theatre_shinjuku/

★EJ アニメシアター新宿
期間:11月19日(金)〜12月9日(木)
https://ej-anime-t.jp/shinjuku/

★シネ・リーブル梅田
期間:12月〜
https://ttcg.jp/cinelibre_umeda/

★ところざわサクラタウン ジャパンパビリオンホールB
期間:11月19日(金)〜

※上映作品やスケジュールなど詳細は、各劇場に問い合わせ

■角川映画祭 公式サイト
https://cinemakadokawa.jp/kadokawa-45/