過酷な男子マラソン 106人中30人が棄権 服部は懸命の完走


「東京五輪・陸上男子マラソン」(8日、札幌大通公園発着)


現役最後のレースと公表していた大迫傑(30)=ナイキ=が終盤まで食らいつく懸命の走りで6位に入った。
タイムは2時間10分41秒だった。

中村匠吾(28)=富士通=は2時間22分23秒で62位、服部勇馬(27)=トヨタ自動車=は2時間30分8秒で73位だった。
前日よりは涼しさを感じる気候だったとはいえ、過酷な条件であることは変わらず、スタートリストに名を連ねた106人のうち、30人が棄権した。


レース序盤から歩き始める選手が見受けられた。
中間点を先頭集団で通過したドナシメント(ブラジル)は26キロ付近でふらつきが出て、一度、コースに設置された柵にもたれかかるようにして座り込んだ。
レースを再開させたものの、再び中断。沿道に横になりスタッフが救護に駆けつけた。


日本勢では服部が体を痛めたとみられ、ラストは歯を食いしばりながらのフィニッシュとなった。
ゴールすると倒れ込み、車いすで運ばれた。


https://news.yahoo.co.jp/articles/3eb3e91d2c21d3662cf772059d55f680a4c98f02