シドニー五輪柔道男子100キロ超級銀メダリストで柔道男子前日本代表監督の篠原信一氏が31日、読売テレビ・日本テレビ系「ウェークアップ」にリモート出演。東京五輪で自身と同じ男子100キロ超級に出場し3位決定戦で敗れた原沢久喜(百五銀行)に、辛口の感想を語った。

原沢の戦いぶりについてのコメントを求められた篠原氏は「リオが銀メダルで今回東京大会で金メダルっていうところを一番に目指していたと思います。そういった意味では、もう少し技を出してほ欲しかったなと。技をかけて返される、すかされるっていうのは仕方がないんですけれども、そういったことを恐れずに思い切った技を1回でも2回でも多く見たかったというのがちょっと…その辺が見れなかったのか残念だと思います」と話した。

同じく30日に行われた女子78キロ超級で金メダルを獲得した素根輝(パーク24)は絶賛。

「本当に素晴らしい試合内容でした。重量級なので体重が30キロ、40キロ、50キロと差が出てくる選手と戦う中で、自分の組み手がしっかりしていた。あともう一つは自分の持ち味であるスピード、動きを使いながら相手を攻め立てるというところで本当に素晴らしい肉体、精神力をしているなと思う」と褒め上げた。

柔道は30日まで連日の金メダルラッシュ。過去最多9個の金メダルと銀メダル1個、銅メダル1個を獲得している。31日は新種目の混合団体が行われるが、篠原氏は「間違いなく優勝、金メダルを獲ってくれるんじゃないかと思います。そこは僕はもう鉄板だと思ってますから」と自信満々に請け負った。

混合団体は男女3人ずつ6人のチーム戦で、男子73キロ級・90キロ級・90キロ超級、女子57キロ級・70キロ級・70キロ超級で戦う。

ソース/デイリー
https://www.daily.co.jp/olympic/tokyo2020/2021/07/31/0014550974.shtml