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いまから20年前の2001年(平成13年)7月19日は、プレイステーション2で『ファイナルファンタジーX』が発売された日。

プラットフォームをプレイステーション2に移して発売された『ファイナルファンタジーX』。2020年2月にNHK BSプレミアムで放送された“全ファイナルファンタジー大投票”で第1位を獲得した人気作です。

初出は2000年1月29日のイベントで、『FFIX』と『FFXI』とともに発表されました。『FF』のナンバリングが一気に3作も発表されるなんて、なんとも豪華なイベントでした。

『FFX』のオープニングは、主人公のティーダが「最後かもしれないだろ。だから、全部話しておきたいんだ」と仲間たちに語る終盤シーンからはじまり、以降ティーダの回想として物語は進みます。ですからストーリー中も旅を振り返るティーダのセリフがたびたび導入されます。ティーダのセリフの意味と物語の真実が重なったとき、衝撃を受けた人は多いハズ……。

『FF』シリーズはストーリーや演出に力が入っている作品だと思いますが、『FFX』はとくにドラマチックなストーリーだったと思います。本作からキャラクターボイスが採用されたのも大きなポイントですね。

なお、主人公のティーダはこの作品が声優デビューとなった森田成一さんが演じていますが、じつは森田さんは『FFVIII』でゼル=ディン役のモーションキャプチャを担当してたりもします。

システム的にはATBがCTB(カウントタイムバトル)というものに変わったり、レベルの概念がなくなってスフィア盤によってキャラクターを育成するようになったり、ワールドマップが廃止されたりと、思い切った変更が行われました。

ターンを消費せずにキャラクターを入れ替えることができるCTBはおもしろくてハマったのですが、器用貧乏なキャラクターであるキマリを面倒くさがって育てなかったため、彼ひとりで戦うことになる中盤のバトルで詰みかけてしまいました。同じ経験をしてしまった人もいるのでは?

ただ、そのイベント自体は、ひとりで戦いを挑んでロンゾ族としての誇りを取り戻すキマリや、戦いで彼の強さを認めたビランが「霊峰ガガゼトよ! ビランを負かした強者の栄えある名前を伝えよう! しかとおぼえよ ガガゼトよ! その名はキマリ=ロンゾなり!」と叫んだりとアツい内容でした。“キマリはネタキャラ”と思われがちですが、実際にゲームをプレイすると印象も変わると思います。

また、『FFX』といえばミニゲームのブリッツボールを思い浮かべる人も多いのでは? 水中で行うラグビーのようなスポーツですが、奥深いゲーム性があるので、本編そっちのけでハマってしまうハズ。世界各地の選手をスカウトすることもできるのですが、早熟だったり大器晩成だったと、いろいろなタイプのキャラクターがいるので、最強チームを考えるのも楽しかったですね。

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