【週間BSマップ】終わりなき苦境…菜々江ママの1年 「ザ・ノンフィクション特別編銀座の夜はいま…」(6月27日(日)午後7時BSフジ)

2021.6.26

 27日午後7時からBSフジで放送されるのが「ザ・ノンフィクション特別編 銀座の夜はいま…」です。

 新型コロナウイルスによる終わりなき苦境…。誰もが経験したことのない事態の中、夜の銀座で生きる人々の苦悩の1年を追った番組です。

 この番組の取材を始めたのが2019年秋。女性キャスト総勢50人。月の売り上げは1億円超え。当時、銀座でもっとも勢いのあるクラブといわれていたのが「クラブNanae」です。経営者である唐沢菜々江ママは銀座で働いて22年。銀座の伝統を守りながら、型にはまらない柔軟な手法でクラブを成長させてきました。しかし、2020年春にその状況は一変。新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、菜々江ママは営業休止を強いられました。その厳しい現実を放送したのが2020年5月。カメラは菜々江ママの“それから”の1年を追っていたのです。

 1度目の緊急事態宣言後、クラブの営業が再開するも、「夜の銀座」は世間から敬遠され、コロナ以前に比べお客さんは激減。「収入がない」と店を離れていくホステスや従業員たち。そして、追い打ちをかけるように、2度目の緊急事態宣言。終わりなきコロナ禍で、菜々江ママは、大きな決断を求められる…。

 去年の放送から1年が経ち、落語家も厳しい状況が続いてます。そんな中、電車や車を使って足を運んでくれるお客さんのありがたいこと! ただ、外出を自粛している人もたくさんいて、その人のことを責めるなんて気持ちはなく、なんとか細々とやっていかなくてはならない状況です。

 落語家もホステスさんも、お客さんの前では常にニコニコ。でも、大きな不安の波に襲われている人も間違いなくいるはずです。誰もが経験したことのない事態の中、夜の銀座で生きる人々の姿に、自分を重ねる人、多いと思うなぁ。

 私などはこうやって夕刊フジという素晴らしいメディアで原稿を書かせてもらって幸せ者ですよ! でも、もっと仕事いただけると嬉しいな! (立川志らべ)

https://www.zakzak.co.jp/ent/news/210626/enn2106260007-n1.html