倉本聰さんが原作・脚本を手掛けた『北の国から』。1981年に連続ドラマが放送されて以来、20年以上も続いた人気ドラマシリーズです。過酷な北国を舞台とするヒューマンドラマであり、俳優たちの熱演に涙した人は多いでしょう。シリーズ終了から19年経った今でも、根強いファンを持つ作品です。

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 そこで今回は、「北の国から」のメインキャストのうち代表的な3人を紹介します。あなたはどの俳優の演技が最も「味がある」と思いますか?

●黒板五郎(田中邦衛)
 物語のメインとなる黒板家の大黒柱、黒板五郎を演じた田中邦衛さん。芝居をやるために上京したのち、22歳で俳優養成所へ入所しました。映画にテレビドラマに、日本人なら知らぬ人のいない名優と言えるでしょう。

 さまざまな経験を経た田中邦衛さんの深みある演技は、他の追随を許しません。シャイで生真面目な人柄も知られています。黒板五郎については、「俳優人生で最高の役」だとも語っています。

●黒板純(吉岡秀隆)
 田中邦衛さん演じる黒板五郎の長男であり、第1話では小学4年生だった純。都会っ子で母親っ子な彼は作中で数々のトラブルを起こしていきます。視聴者はハラハラしたり泣かされたり、大変忙しいものでした。

 純を演じた吉岡秀隆さんは、5歳で劇団に所属した生粋の子役。本作に出演する前から『男はつらいよ』シリーズにレギュラー出演するなど、山田洋次監督に才能を見出されていたそうです。第14回日本アカデミー賞優秀助演男優賞など、受賞歴も多数。

●黒板(笠松)蛍(中嶋朋子)
 田中邦衛さん演じる黒板五郎の長女であり、純の妹。第1話では小学2年生だった蛍は、純とは対照的な父親っ子でした。作中では上京や不倫など波乱に満ちた展開が続きますが、子どもを育てるために強い女性へと変わっていく様を、中嶋朋子さんは見事に演じきりました。

 中嶋さんは1975年に「劇団ひまわり」に入団した後、2歳で子役デビューを果たしています。1990年にエランドール賞、1990年にはブルーリボン賞助演女優賞などを受賞しています。

2/14(日) 19:05配信 ねとらぼ調査隊
https://news.yahoo.co.jp/articles/803fdbd85e9a2bb24c568932c5c29db04f4bf46a
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