2/2(火) 21:09
デイリースポーツ

妻と母を亡くした桂文枝、41日ぶりブログ再開「寂しさがしめつけてくる」
 桂文枝
 1月24日に妻・真由美さん(享年69)、25日に母・治子さん(享年100)を相次いで亡くした落語家の桂文枝(77)が2日、昨年12月23日を最後に休止していたブログを再開した。

 文枝はこの日朝、「ふたたび」のタイトルで41日ぶりに新たな記事をアップ。2人の訃報が判明した1月27日以来、初の高座を同31日に務めた大阪・天満天神繁昌亭の画像を添え「母の葬儀と初七日が終わって、やはり居ないと思うと急に寂しくなるものです。バタバタと日にちが過ぎて初めての落語会。四葉の会。若い弟子4人とやった落語会。やっぱり舞台はいいなぁ」と振り返った。

 周囲に気丈に振る舞っているという文枝だが、「この日のためにいくらネタを稽古しようと始めても、いつも途中で終わってしまって」と寂しさで集中できなかったことを吐露。マクラで涙ぐみながら旅立った2人の思い出に触れたが、「なんとなくきもちで久々に『ぼやき酒屋』をやりました」と明かした。

 ブログ再開については「あまりにも寂しさが、だんだん心の周りを取り巻いてしめつけてくるので、今度は気が向いた時に気楽にやってみようとブログをはじめました。そう今日から始めます。気楽に付き合ってください」と報告。

 天国の2人のためにも芸道に精進すると誓った文枝は、最後に「みなさまにお線香いただいて三年分くらいはありそうです」とあえて明るくオチをつけ、「とにかくまたよろしくね」とあいさつした。

 また、その約20分後には再開2本目の投稿。文枝は後回しになっていた歯科医に行くことを明かしたが、夫婦のやりとりのような文面もあった。

 文枝は昨年の休止前最後のブログでは「いま僕の夢は若い人を育てるとかはどんどん消えて、夢を語る意欲がなくなりました」と寂しそうにつづり、「本当に申し訳ありませんがブログもお休みさせていただきます」と伝え、無期限の休止に入っていた。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/8f956d0475193d4f703967e8b46b09d9d8c1de05