2014年ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得したロシアのアデリナ・ソトニコワさんは、今も韓国のフィギュアスケートファンからSNSで脅迫を受けていることを明らかにした。

ソトニコワさんによると、ソチ五輪で金メダルを獲得した後、英語とロシア語で脅迫を受けるようになった。

ソチ五輪のフィギュアスケート女子シングルでは、ソトニコワさんが総合得点224.59点で優勝、2位は韓国のキム・ヨナ選手、3位はイタリアのカロリーナ・コストナー選手だった。

ソトニコワさんは、ロシアのスポーツ紙スポルト・エクスプレスのコラムで「ソチオリンピック後に韓国の(フィギュアスケート)ファンの憎悪に直面した時にはとても気をもみました。彼らは、私が自分たちのお気に入りのキム・ヨナさんに勝ったことを許すことができず、インスタグラムには暴言メッセージが殺到しました。投稿のコメント欄にもダイレクトメッセージにも書いてきました。主に英語です。でも時にはGoogle翻訳を使ってロシア語で書かれたものもあります」と明らかにした。

またソトニコワさんは、憎悪に対処する唯一の方法は「ハム(HAM)、トロール(troll)、ボット(bot)」を気にしないことだと、その経験について語った。

ソトニコワさんは「7年後の今でも、気持ちがおさまらずに攻撃を続ける人たちがいます。彼らは汚い言葉を使って罵ったり、死やその他の『不快なこと』が私に起こるのを願っています。
でも、私はもう気にしていません。ある時、思ったんです。なぜ私はハムやトロール、そして、もしかしたらボットに神経をすり減らしているのか?と。ブロックしたり、削除すればいいだけです。他の処方箋はありません」と
指摘した。

ソトニコワさんは2020年3月に現役引退を表明、現在は自身のフィギュアスケートスクール「SOTKA SCHOOL」を率いている。同スクールでは、4歳から12歳までの子どもたちが学んでいる。

https://jp.sputniknews.com/figure-skating/202102018120699/