https://i.imgur.com/UyBADAB.jpg

支配下選手として入団した7選手を連日紹介する第5回は、原監督が岡本に続く大型三塁手として候補に挙げたドラフト5位・秋広優人内野手(18)=二松学舎大付=。同じく評価の高い同3位・中山礼都内野手(18)=中京大中京=との、近未来の三遊間コンビ結成に期待がかかる。

 身長200センチ、体重95キロの恵まれた体格を持ち、ドラフト指名の日本人選手では史上最長身。投手として最速144キロ、高校通算23本塁打と二刀流の魅力もあるが、指揮官は三塁手として育成する方針を示している。バットで勝負をかける秋広は「やらせていただけるところを全力でやるだけです。まずはいち早く環境に慣れて、先輩方に追いつきたい」と闘志を燃やした。

 ビッグサイズゆえ困ることもある。天井やドアのフレームに頭をぶつけたり、寝るときは普通のベッドだと、ふくらはぎあたりから脚がはみ出してしまう。また、高校では体育の授業でバスケをやった際「背が大きいという理由でバスケ未経験なのに、僕とバスケ部はシュートを決めても1点だった」とまさかのハンデがあったことを告白。しかし、悪いことばかりではなく「高身長を生かした打球の力強さと初球から振っていく積極性が武器です」と胸を張った。

 1年目の目標については「1軍の試合に出られるように頑張りたい。けど、まだまだなので」と控えめだが、将来的には「チームの大砲になりたい」と“左の岡本”になることを誓った。「岡本選手のように、若いうちから結果を残せる選手になりたい。新人合同自主トレで、(中山)礼都と一緒にティーをやっているときに、原監督から『おまえさんたちが一緒になって引っ張ってくれよ』と言ってもらった。その期待に応えられるように頑張っていきたい」。指揮官の期待に応えるために、1年目から存在感を放っていく。(灰原 万由)

 ◆秋広 優人(あきひろ・ゆうと)2002年9月17日、千葉県生まれ。18歳。幼稚園の年中から軟式野球を始める。宮本中では江戸川ボーイズで内野手。二松学舎大付高では2年秋から投手も兼ねる。高校通算23本塁打。200センチ、95キロ。足のサイズ32センチ。右投左打。

1/30(土) 6:00
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210130-01290257-sph-base