毎日新聞

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、31日に開催予定の大阪国際女子マラソンについて、主催する日本陸上競技連盟などが、大阪市の長居公園内を周回するコースへの変更を検討していることが関係者への取材で明らかになった。

 大会は公園内のヤンマースタジアム長居を発着点に市中心部を巡り、観光名所の道頓堀橋付近で折り返すコースで実施されてきた。今回も沿道での観戦自粛を呼びかけるなど感染対策を進めて同様のコースで行う計画で準備されてきた。

 しかし、関係者によると、政府の緊急事態宣言の対象に14日から大阪府も加わったため、感染予防を徹底することにしたという。周回コースで行う場合は1周約2・8キロを14〜15周程度する案が出ているという。

 大会には今夏の東京オリンピック女子マラソン代表に決定している前田穂南(天満屋)と一山麻緒(ワコール)の両選手らが出場予定。感染予防で、エントリー人数は昨年の520人程度から100人程度に絞られ、海外からの招待選手はいない。【新井隆一】

https://mainichi.jp/articles/20210118/k00/00m/050/062000c