箱根駅伝で最終10区(23キロ)の残り2・1キロで駒大に逆転され、2位だった創価大の榎木和貴監督(46)は激闘から一夜明けた4日、10区で区間最下位の小野寺勇樹(3年)について「体調に大きな問題はありません」と説明した。

 9区終了時点で、創価大は2位の駒大に3分19秒の大差をつけていたが、アンカー小野寺が15キロ以降に失速。出場4回目で初優勝に迫ったが、52秒差で惜敗した。「3日夜、寮に戻った後、話をしました。『終盤、汗が出なかった』と言っていたので軽い脱水症状と考えられるが、大きな問題はありません」と榎木監督。チームは4日から約1週間、休養期間に入っており、小野寺は新チーム始動から練習できる見込みだ。

 また、榎木監督は新主将に5区2位の三上雄太(3年)が決まったことを明かした。昨年11月に「激坂最速王決定戦2020@ターンパイク箱根」の登りの部(13・5キロ)で優勝。「激坂王」のタイトルを自信に往路Vをもたらした。

 第98回箱根駅伝では三上新主将、ロードに強い嶋津雄大、雪辱を期す小野寺ら最上級生を中心に、今回あと「2・1キロ」届かなかった栄光のゴールを目指す。

スポーツ報知 2021年1月5日 8時0分
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