12/20(日) 8:00
スポーツ報知

空手男子形で金メダル最有力の喜友名諒がコロナ陽性
喜友名諒
 東京五輪の空手男子形で金メダルの最有力候補・喜友名諒(30)=劉衛流龍鳳会=が、新型コロナウイルス陽性と診断されたことが19日、分かった。18日朝に38度の発熱があり、病院でPCR検査を受けた。現在は自宅療養中で、食欲はあり重症ではないという。

 喜友名は日本武道館で13日に開催された全日本選手権で史上最多の9連覇を達成し、14日に拠点とする沖縄に戻った。15〜17日は那覇市の道場で約2時間の稽古を行った。保健所が濃厚接触者を特定しているが、一緒に稽古した師匠の佐久本嗣男・劉衛流龍鳳会会長や同門の選手らは、自主的に自宅待機している。

 全日本空手道連盟は、全日本選手権出場者に体調について確認した。現時点で異常を訴える選手などはおらず、濃厚接触者にも該当しないとしている。

 喜友名は東京五輪で全競技を通じて金メダル最有力と評されている。1月のプレミアリーグ・パリ大会以降は新型コロナの影響で実戦がなかった。感染対策に配慮しながら稽古してきた成果を、全日本選手権で発揮。盤石の演武を見せ「来年のオリンピックは優勝します」と宣言したばかりだった。次戦は来年3月ごろを予定している。

 ◆喜友名 諒(きゆな・りょう)1990年7月12日、沖縄・沖縄市生まれ。30歳。興南高―沖縄国際大卒。5歳で空手を始める。中学2年で県大会で優勝するなど頭角を現す。同3年時からは劉衛流龍鳳会に入門し、佐久本嗣男会長に師事。世界選手権は2014、16、18年と3連覇中。得意の形は「アーナン」。170センチ、78キロ。既婚。

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