中日新聞2020年12月11日 11時20分 (12月11日 14時07分更新)
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講談師・六代目神田伯山が、来年1月4日、CS「テレ朝チャンネル2」で放送される『ワールドプロレスリング LIVE2021 1.4 WRESTLE KINGDOM 15 in 東京ドーム』(後4:55〜※生中継)で“実況席デビュー”することが決まった。伝説の新作講談「グレーゾーン」等により、演芸ファン、プロレスファンの間でも、すでにプロレスへの造詣が深いことで知られる伯山が、実況席から清野茂樹アナウンサーとともに新年1発目の戦いを届ける(副音声は通常実況)。

この日は、新日本プロレスにとって、年間最大のビッグマッチ。IWGPヘビー級・ IWGPインターコンチネンタルダブル選手権試合「内藤哲也(第72代IWGPヘビー級&第26代IWGPインターコンチネンタルチャンピオン) VS 飯伏幸太(チャレンジャー /G1 CLIMAX 30優勝者)」と、スペシャルシングルマッチ「オカダ・カズチカ VS ウィル・オスプレイ」が組まれれている。

内藤 vs 飯伏の二冠王座戦の勝者は、翌5日に“権利証保持者”のジェイ・ホワイトと、再度二冠王座戦を戦うことになっている。2021年最初の大会で勝利をおさめ、王手をかけるのは、2冠王者の内藤か、G1覇者の飯伏か、注目のカードをプロレス好きな伯山とともに楽しめる。

また、これに先駆け、年末12月30日に特番『イッテンヨン前々前々前夜祭 SP ファンが選ぶベストマッチ 2020』も同チャンネルで放送。視聴者が選んだ新日本プロレスの2020年のベストマッチを13時間にわたって放送する。第1部『10時間!特選一挙放送!!』(前8:00〜後6:00)と第2部『トップ3をマル秘ゲストと生放送!!』(後6:00〜9:00)の二部構成で、第2部は3時間の生放送。新日本プロレス選手やゲストがスタジオ生出演するほか、伯山もVTRで出演する。

さらに伯山が、プロレスマスターの清野アナウンサーとともに、「プロレスを学び、再発見する」番組『神田伯山の”真”日本プロレス』(第3土曜 後11:00〜深0:00)が、同チャンネルで来年2月にスタートすることも決定している。清野アナとタッグを組み、独自の視点でプロレスを深堀していく。

伯山は「演芸もプロレスも似たところがある。まず前座があって、出囃子(入場曲)があって、尻上がりに全体で興行を盛り上げていく。中には個人プレーをする人もいて(笑)。ちょっと昔プロレスにハマってた。でも、最近はちょっと離れていたなと。僕みたいな人って多いと思うんです。看板選手だけでなく、その奥にもいい選手がいっぱいいる。そういう選手たちを知って、昔もよかったけど今のプロレスもやっぱりいいなと。清野さんやスタッフさんのように、プロレスをずっと見てきた方たちに、《今のプロレス》を教えていただきたい!」と、意気込んでいるようだ。