11/30(月) 16:17配信
オリコン

三遊亭円楽 (C)ORICON NewS inc.

 落語家の三遊亭円楽(70)が30日、都内でアストラゼネカ主催のメデイアセミナー『緊急提言 新型コロナウイルス感染症流行下におけるがん検診の重要性〜つづけよう、がん検診〜』にゲストとして参加した。

 コロナ禍の中、新規がん検診の減少や早期治療開始の遅れがもたらされているという。この状況下でも、がん検診や定期検診を受けるよう促すためのイベント。2018年9月に初期の肺がんであることを発表し、10月5日に手術、11日に退院していた。

 この日は、世界肺がん学会理事長の近畿大学・光冨徹哉氏、日本対がん協会のがん検診研究グループマネージャー・小西宏氏、日本肺がん学会理事長の日本医科大学・弦間昭彦氏と共にトークセッション。登場するなり、円楽は「芸人の前に病人ですから」と軽快な言い回しで笑わせる。

 肺がんが見つかった経緯について説明。十二指腸の良性の腺腫があり、それを摘出する目的もあって入院しながら精密な検査を受けた。そこで小さな肺がんが見つかったという。「びっくりしました」と明かし、「がんを宣告された時の気持ちを聞かれた。そんなの、たった一言でしょ。『が〜ん』って、それしかない」とニヤリ。司会を務めた木佐彩子アナウンサーが笑うか迷っていると円楽は「陽気ながん患者ですから笑っていいんですよ」と笑顔を見せた。

 偶然、精密な検査を受けた年に見つかった肺がん。「マメにいろんなところを検査してたおかげで見つかった。実はね、大腸もずいぶん昔にやっているんですよ。それもごく初期の扁平でちっちゃいの。初めて大腸の内視鏡をやって、怪しいからって病理検査をしたら初期だった。『来年だったら抗がん剤だよ。今のうちに取っちゃおう』と言って取った」と大腸がんも患っていた過去を明かし、検診の重要性を説いていた。

 今も毎月、がんの検査を受けている。「つらいという思いより、まだまだ生きられると思うと、ずいぶん違う。早期発見、早期治療。どんどん、医学の進歩がある」と力説。「去年、ちょっと再発したんですよ。薬を変えた。それで数値がよくなった。どんどん進歩している。もう少しでがんは怖くない病気になるんじゃないかな。今だって私は怖がってない。亡くなった時は寿命だと思って、やれることがあるのが幸せのが大事。何度も言うようだけど、めっけちゃった方が得。怖がる必要はない」と

 最後は「カメラの前で謎かけというと、4年前の嫌なことを思い出す」と軽くジョークを交えながら、謎かけを披露。お題は「がん検診」で「拍手もない下手な芸と説く その心は受けないと手遅れです」と話し、笑いを巻き起こしていた。「笑うことは大事。笑わせる方は大変だけどね」としみじみ口にしていた。

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