巨人が来季の1軍コーチとして、村田修一2軍野手総合コーチ(39)、杉内俊哉2軍投手コーチ(40)を内部昇格させる方針であることが25日、分かった。2人のタイトルホルダーが、21年のリーグ3連覇、そして日本一奪回に向けて1軍強化に携わる。

 村田コーチは07、08年に2年連続本塁打王を獲得したその打撃理論に加え、3度のゴールデン・グラブ賞を獲得した守備の名手でもある。現役時代から面倒見が良く、坂本、岡本ら慕う選手も多い。その性格は指導者となっても変わらず、粘り強い指導で若手野手を鍛え上げた。

 杉内コーチもソフトバンク時代の05年に最多勝、最優秀防御率と沢村賞を獲得、巨人でも移籍1年目の12年にノーヒットノーランを達成など実績は十分。今季は畠や大江、直江などを1軍に送り出した。

 日本シリーズではソフトバンク投手陣の力強い投球の前に押される打撃が目立つなど、打線の強化は急務。投手陣も4戦26失点と本来の力が発揮できず、特に先発陣が“総崩れ”するなど来季の先発ローテ整備が課題として浮き彫りになった。国際大会の経験も豊富な両コーチには、大舞台で力を発揮できる精神力注入にも期待がかかる。

 代わって三沢投手コーチ、古城内野守備走塁コーチがファームのコーチへ配置転換となる見込み。選手に寄り添った指導に定評がある両者には、若手の良き兄貴分となって1軍レベルを伝えることも期待される。

 また1軍コーチ陣では元木ヘッド、吉村作戦、後藤野手総合、石井野手総合、宮本投手チーフ、相川バッテリー、村田ブルペンの各コーチは残留する方針で、担当ポストなどは調整を経て正式に決まる見込みだ。またファームの組閣も、配置転換を軸に調整していく。

 ◆村田 修一(むらた・しゅういち)1980年12月28日、福岡県生まれ。39歳。東福岡高、日大を経て2002年ドラフト自由獲得枠で横浜(現DeNA)入団。07、08年本塁打王。08年北京五輪、09年WBC日本代表。11年オフに巨人にFA移籍。三塁でベストナイン4度、ゴールデン・グラブ賞3度。18年はBC栃木でプレー。19年から巨人2軍コーチ。NPB通算1953試合、1865安打、打率2割6分9厘、360本塁打、1123打点。右投右打。

 ◆杉内 俊哉(すぎうち・としや)1980年10月30日、福岡県生まれ、40歳。鹿児島実から三菱重工長崎を経て2001年ドラフト3巡目で福岡ダイエーホークスに入団。11年オフに巨人入り。12年5月30日の楽天戦(東京D)でノーヒットノーラン。沢村賞、最多勝、最多奪三振などを獲得。プロ通算成績は316試合に登板し、142勝77敗。2度の五輪、3度のWBCなど日本代表としても活躍。18年に引退し、19年からファーム投手コーチを務める。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e19ba28096405d242b29c62e5fe41d2d2f76e93f
11/26(木) 6:00配信

https://www.youtube.com/watch?v=rAghkahl4zw
村田修一 ジャイアンツ&ベイスターズ 応援歌

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