11/9(月) 13:56
スポーツ報知

井岡一翔「負ける気はしない。レベルの違いを見せる」 世界3階級制覇の田中恒成と大みそか防衛戦決定
リモートで会見を行った井岡一翔
 プロボクシングWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(31)=Ambition=が12月31日に東京・大田区総合体育館で、世界3階級制覇の経験を持つ前WBO世界フライ級王者・田中恒成(25)=畑中=と2度目の防衛戦を行うと9日、発表した。オンラインで取材に応じ、田中に関し「実績ある相手だが、格、レベルの違いを見せる。負ける気はしない」と、3年連続9度目となる大みそか決戦へ気合を入れた。

 井岡の世界戦での日本人対決は、WBC世界ミニマム級王者時代の2012年6月のWBA王者・八重樫東との王座統一戦以来。今年最初で最後の一戦へ「久しぶりの日本人対決だし、日本国内が盛り上がればいい」と話す。複数階級制覇同士の対戦は国内初。

 対戦相手の田中は、この試合で世界4階級制覇に挑戦するが、「自分が必ず阻止しないといけないと思っている。どんな展開になっても違いを見せつけられる」と相手の野望を断ち切るつもりだ。

 新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、井岡が希望していた他団体の対抗王者との統一戦の実現はほど遠い。今回はWBOから義務づけられた指名試合だが、「僕にとってメリットはない試合。ただ、こういう状況でタイミング的にはよかったと思う」と自信満々に語った。

 歴代王者の世界戦通算勝利数は、16勝の井岡がトップにつけ、15勝で2位のWBA、IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥(大橋)が続いている。2011年2月に世界戴冠した古参の王者として「この試合をクリアして統一戦に絡んでいければ」と先を見据えている。

 ◆井岡 一翔(いおか・かずと)1989年3月24日、大阪・堺市生まれ。31歳。大阪・興国高で全国6冠。東農大を中退し2009年プロデビュー。11年にWBC世界ミニマム級王座、12年にWBA王者・八重樫東との団体王座統一戦に判定勝ち。同年大みそかにWBA世界ライトフライ級王座を獲得。15年に同フライ級王座獲得。17年末に一度引退も18年9月、米国で再起。19年6月にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、日本男子初の4階級制覇。身長164センチの右ボクサーファイター。父は井岡ジム会長・一法氏、叔父は元世界2階級王者で井岡弘樹ジム会長・弘樹氏。家族は妻と1男。

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