11/3(火) 15:19
スポーツ報知

鶴竜、18年在籍した井筒部屋の建物解体に「本当、寂しいかぎりですね」
朝稽古で四股を踏む横綱・鶴竜
 大相撲で2場所連続休場中の横綱・鶴竜(35)=陸奥=が3日、都内の部屋で稽古後に電話取材に応じ、入門時から約18年間在籍していた旧井筒部屋の建物が解体されることを明かした。

 入門から角界の頂点に立つまで過ごした思いが詰まった地。先日も1人で土俵を見に行ったという横綱は「何とも言えないというか。本当にただただ、もう壊されちゃうのかっていう。そういう寂しい気持ちだけですね」。先代の教えを胸に刻む横綱は「それは消えることはないですから。自分が生きている以上、その記憶はなくなることはないですからね」と話した。

 鶴竜は2001年に井筒部屋に入門。前師匠の先代・井筒親方(元関脇・逆鉾)の死去に伴い、19年9月27日に現在所属する陸奥部屋に転籍した。約18年を過ごした部屋との別れに「自分のうちみたいなもんですからね。それはいろんな思い出がありますよ。本当に写真や映像で残ってますけど、実際にはもうなくなっちゃうわけですから。本当、寂しいかぎりですね」と名残惜しそうに語った。

 この日は四股や腕立て、幕内・霧馬山に胸を出すなどして汗を流した。2場所連続で休場中の横綱は、相撲を取る稽古について「あんまり、そこまでできてないかな。まだ足りてないって感じ」としており、11月場所(同8日初日・両国国技館)に向けて調整の遅れが心配される。

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https://news.yahoo.co.jp/articles/e9851a0eee2d4df98d0a0a6ccfe75685024428a5