0001砂漠のマスカレード ★
2020/10/20(火) 06:10:45.60ID:CAP_USER9以前のコラムでも指摘したように、筒香の課題は内角の速球への対応にあった。私見ではあるが、メジャーでは平均97マイル、155キロを投げられる投手が速球派とみなされる。シーズン中の筒香は9月になると速球派への起用が激減。8本塁打を含む31安打の中で、97マイル以上の速球は1本も安打にできなかった。救われたのは、相手の無難な外角を軸とした配球。内角を有効に攻められていたら、もっと苦しんでいたはずである。
秋山翔吾外野手(32)の課題は球質の重い、また沈む動く球への対応だった。7、8月はこれらの球種を強くはじき返せず、打率は1割9分6厘。それが9月には中堅から逆方向の左翼への打撃に徹していた。
9月8日の試合後、レッズの元同僚2人に、秋山はアプローチの仕方が変わり、これからは安打を重ねるだろう、とのメールを送った。以降は18安打のうち右翼方向への安打は1本のみ。9月の打率は3割1分3厘、出塁率4割5分6厘で1番打者として機能し、レッズの7年ぶりプレーオフ進出に貢献した。
ただ相手からすれば、それほどの怖さがなく、研究されて左寄りのシフトを敷かれると安打数も減るだろう。来季は、本塁打とは言わないが、外野手の間を抜くような長打力も披露してもらいたい。
大谷翔平選手(26)は終始、タイミングの取り方で悩みがあったように見受けられた。また過去2年間のデータから、内角の弱点をうまく突かれ、腰が引けるような打撃が多々見受けられた。
筒香、秋山ついては、来季はオープン戦から生き残りを懸けた戦いになる。かつて松井秀喜さんも1年目は苦労したが、2年目には課題を克服し、飛躍を遂げた。来春まで課題を克服できるか。命運がかかる。
▼大慈彌功(おおじみ・いさお) 元太平洋クラブ(現西武)捕手。ロッテでバレンタイン監督の通訳を務め、1997年からは同監督が指揮を執ったニューヨーク・メッツで日本駐在スカウトに転身。ドジャース、アストロズと渡り歩き、昨年までフィリーズの環太平洋担当部長を務めた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/f6e78524ad11b0c7ee00f984be69bae3aacdbee8
10/20(火) 6:05配信