女優の篠原ゆき子と倉科カナが18日、都内で行われた映画『女たち』(来春公開)クランクアップミニ会見に出席した。本作の役作りで40センチほどの髪の毛を切った倉科は「役柄にどれだけ近づけるかが大事。切ることにまったく抵抗はなかったです。見た目でできることならやります」と、役者としてできることをまっとうしただけと語った。

本作は壊れそうな「壊れやすく女たち」の物語。主人公の美咲(篠原)は40歳を目の前にした独身女性で、夫の自死を受け入れられない母・美津子(高畑淳子)と暮らしていた。倉科は、美咲が唯一心のよりどころとしている親友・香織を演じるが、彼女もまた人知れず心に深い闇を抱え、精神を患っているという役どころだ。

 倉科は髪を切った理由について「台本を呼んで(髪が)長いイメージがなくて。女であることが憎いと思う面もあって、髪が揺れたりする感じが生理的に気持ち悪く感じたんです」と明かした。さらに「この仕事は倉科カナというブランドもありますが、女優ですから。内面も作っていかなきゃいけないけど、できることはなんでもやる」と女優魂を見せた。

 主演の篠原は「楽しいというよりは苦しい撮影でした」と振り返ると「円形脱毛症ができたんです」と告白。原因について、「美咲の撮影からあかずして『相棒』の撮影があったんです。それもあったんですかね?」と苦笑し、「それでもやりきってクランクアップできたのはすごく自信になりました」と出来栄えに胸を張った。

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