10/2(金) 8:00配信
スポーツ報知

時津風親方

 日本相撲協会は1日、東京・両国国技館で理事会を開き、秋場所前の新型コロナ感染対策ガイドラインに違反した時津風部屋の師匠・時津風親方(元幕内・時津海)を委員から年寄への2階級降格、二所ノ関部屋付きの松ケ根親方(元幕内・玉力道)をけん責とする懲戒処分を決定した。コンプライアンス委員会が両者から事情聴取し、協会に処分意見を答申していた。

 時津風親方は、本場所直前の感染対策で外出が原則禁止されていた9月4日に都内から宮城県へ出向き、「3密」状態の居酒屋で友人らと飲食した。翌5日に同県内でゴルフコンペに参加し、同日中に長崎県への帰省目的で福岡市に移動。同8日まで滞在した。

 松ケ根親方は同じく場所前の不要不急の外出禁止期間中、複数回にわたって家族との外食を繰り返した。

 協会は特に、2010年の野球賭博問題などで時津風親方に過去2度の懲戒処分歴があったことを重くみた。師匠としての資質が問われかねない軽率な行動に、芝田山広報部長(元横綱・大乃国)は「非常に(責任が)重い」と語気を強めた。同親方は9月29日に急性すい炎の手術を受け、翌30日の大関・正代の昇進伝達式を欠席。退院後に八角理事長(元横綱・北勝海)から正式に処分を言い渡される。

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