0001muffin ★
2020/09/08(火) 00:34:25.39ID:CAP_USER92020年09月07日 18:00
ライヴハウスに行けなくなって半年が経ち、8月に配信された『RISING SUN ROCK FESTIVAL』(以下、『ライジングサン』)や『FUJI ROCK FESTIVAL』(以下、『フジロック』)などのオンラインフェスは、多くの音楽ファンにとってそんな鬱憤を少なからず晴らしてくれるようなイベントだったのではないでしょうか。懐かしの映像もたくさん観られたので、今回は改めて偉大さを実感した日本のバンドを5組ピックアップ。リアルタイム世代も久々に聴いてみるとテンション上がると思います。
■THEE MICHELLE GUN ELEPHANT/「世界の終わり」('96)
https://youtu.be/_Ke9p4fXAnU
『ライジングサン』や『フジロック』の過去出演映像が盛り上がりを見せたのに加え、8月21日の『ミュージックステーション』スペシャルでは伝説のt.A.T.u.ドタキャン代打演奏となった「ミッドナイト・クラクション・ベイビー」の舞台裏が明かされ神パフォーマンスとしてオンエアされたこともあり、Twitterでたびたび“ミッシェル”がトレンド入りする事態に。ギターヒーロー、アベフトシの命日(7月22日)も毎年暑い季節にやって来ますし、ミッシェルをたくさん感じた夏でした。彼らに改めて惚れ直したファン、衝撃と共に出会ったリスナーがきっと多いはず。
■BLANKEY JET CITY/「D.I.J.のピストル」('93)
https://youtu.be/Eh4MZukyPXk
ミッシェルと同様、唯一無二のロックバンドとして語り継がれているBLANKEY JET CITY。ラストライヴとなった2000年の『フジロック』、1999年の『ライジングサン』の配信ともに、画面越しでも息を飲んでしまうような、一触即発のスリルを感じさせるヒリヒリとしたパフォーマンスで、20年が経った今なお別格の存在、最強の3ピースだと改めて思い知らされました。
■NUMBER GIRL/「透明少女」('99)
https://youtu.be/aL7dhIcxybQ
2019年にまさかの再結成を果たして以降、たびたび大きな注目を集め、ただならぬ存在感を放っているNUMBER GIRL。2020年3月に行なわれた無観客のZepp Tokyo=向井秀徳(Vo&Gu)曰く“異常空間Zepp”からの生配信ライヴも凄まじいほどの反響があり、一向に衰えの見えない、むしろ一段と研ぎ澄まされた鋭く騒やかな演奏で復活をアピールしてくれました。それだけに今年の『フジロック』、そして去年の『ライジングサン』出演が幻となってしまったのは本当に残念ですが、2021年に観られることを願いつつ楽しみに待ちましょう。
■eastern youth/「夏の日の午後」('98)
https://youtu.be/0Nqpv_3x73U
NUMBER GIRLの向井秀徳も影響を公言する、日本のオルタナティブロックシーンを語る上で外せない重要バンドがeastern youth。本稿で取り上げた他のバンドはいずれも解散や活動休止を通っていますが、イースタンはメンバーの変遷こそあれど、結成30年を超えてなお続いているのがとてつもない偉業ですよね。時を経ても、吉野 寿(Vo&Gu)の激情とやるせなさに満ちた歯を食いしばるようなナニクソ絶唱、鉄壁の3ピースが繰り出すエモーショナルハードコアな音像はまったくぶれないまま。「夏の日の午後」「青すぎる空」「踵鳴る」「ソンゲントジユウ」など名曲はたくさんありますけど、やっぱり8月にリリースされたばかりのニューアルバム『2020』を今は聴いてほしいです。
■ELLEGARDEN/「Make A Wish」('04)
https://youtu.be/am8dB2Pa6Hc
10年間の活動休止を経て、2018年に待望の復活を遂げたELLEGARDENも今年の8月、ファンを大いに喜ばせてくれました。『ライジングサン』『フジロック』のオンラインフェス以外にも、“内容は当日蓋を開けてみてのお楽しみ”と生配信イベントの開催を事前告知し、8月28日に福島・猪苗代野外音楽堂から幻想的なアコースティックライヴを敢行。爆音でエモーショナルに掻き鳴らすサウンドが持ち味の彼らですが、ゆったり聴かせるアコースティックの演奏は、細美武士(Vo&Gu)の歌やメロディーの美しさ、曲の素晴らしさがより際立っていて、エルレの凄みを再確認した方も多かったのでは?