俳優の堺雅人(46)が主演を務めるTBS日曜劇場「半沢直樹」(日曜後9・00)は30日、第7話が放送され、主人公・半沢(堺)と宿敵・大和田(香川照之)が紀本常務(段田安則)に対し、再び共闘。半沢が大和田に協力を求める際の台詞「お・ね・が・い・し・ま・す」や、2人が曾根崎(佃典彦)を挟み、攻め立てた歌舞伎の常套句「さあ、さあ、」がインターネット上で大反響を呼んだ。

 香川はオンエア後、自身のツイッターを更新。「第7話で曽根崎に浴びせた『さあ、さあ、さーアサァサァサァ!』は歌舞伎の常套句。堺さんも完璧な間の取り方でしたwさて、来週第8話のオンエアは9月6日。この9月6日という日が、実は8話の中で大きな意味を持ちます。原作でも、この『6日』のことは触れられている。乞うご期待!」とアピールした。

 2013年7月期に放送された前作は、ベストセラー作家・池井戸潤氏(57)の小説「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」が原作。東京中央銀行のバンカー・半沢(堺)が行内の数々の不正を暴く逆転劇を痛快に描き、視聴者の心をわしづかみにした。最終回の平均視聴率は平成民放ドラマ1位となる42・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)をマークし、社会現象に。決め台詞の「倍返し」は新語・流行語大賞の年間大賞に選ばれた。

 7年ぶりの続編となる今作も同じく池井戸氏の小説「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。半沢は大和田常務(香川照之)の不正を暴き“倍返し”したものの、子会社・東京セントラル証券へ出向。IT業界の雄・スパイラルの買収をめぐり、親会社・東京中央銀行との全面戦争に突入した。半沢は大手IT企業・電脳雑伎集団の粉飾を突き止め、銀行の証券営業部長・伊佐山(市川猿之助)らに“倍返し”。銀行本店に返り咲いた。それも束の間、今度は破綻寸前の巨大航空会社・帝国航空の経営再建を任され、国家権力という巨大な敵と闘うことになる。

 第7話は、半沢(堺)たちが推し進める帝国航空の再建案の要となる「スカイホープ航空の新路線の認可」が突如、取り消される。白井国交相(江口のりこ)の卑怯な差し金は明らかだったが、それにしてはタイミングが良すぎる。政府に行内の情報を流している裏切り者は紀本常務(段田安則)なのか、それとも宿敵・大和田(香川)なのか…。そして、500億円の債権放棄への回答期限となる「タスクフォース合同報告会」が刻々と迫る中、半沢は最後の望みを懸け、開発投資銀行の“鉄の女”谷川(西田尚美)の元を訪れる…という展開だった。

2020年08月30日 22:14
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