NBAや海外サッカーの試合を見ていると、タトゥー・刺青を入れていない選手のほうが少ない場面さえあるが、ここ最近、Jリーグでも刺青を入れている選手が増えている。一方サッカーと対をなす人気スポーツのプロ野球では、刺青を見せてプレーしているのは外国人選手だけだ。フリーのスポーツライターはいう。

「ここ最近、日本のスポーツ界で問題視されるようになってきたのが、アスリートのタトゥーです。世界的には問題にならないことが多いですが、日本では刺青に対する目は厳しく、昨年のラグビーW杯でも『タトゥーを隠すように』というお達しが出て、海外諸国もそれを受け入れ、タトゥーを隠しました。

 プロ野球界では、清原和博が引退後に刺青を入れたのは有名ですが、日本人の現役選手で入れている選手は聞いたことがありません。私の記憶では、ハッキリと刺青を見せてプレーした最初の選手はカブレラ(西武ほか)ですが、あれは外国人だから許されていた面もある。プロ野球はファンも関係者も保守的ですから、日本人選手が刺青を入れているのがバレたら叩かれかねないし、引退後に球界に残るのも難しくなるかもしれない」(スポーツライター)

 だが、サッカー界はまったく別だ。刺青を入れるだけでなく、それを隠すことなくプレーしている選手がいくらでもいる。週刊誌のスポーツ担当記者がいう。

「今年で言うと、セレッソ大阪のDFの松田陸が、腕に派手な刺青を入れて関係者の間で話題になりました。そのほか、日本代表組では宇佐美貴史(ガンバ大阪)、槙野智章(浦和レッズ)、柿谷曜一朗(セレッソ大阪)、酒井高徳(ヴィッセル神戸)、小林祐希(ベルギー・ベフェレン)、井手口陽介(ガンバ大阪)、鈴木武蔵(コンサドーレ札幌)など、さらに小野伸二(FC琉球)、佐藤寿人(ジェフユナイテッド千葉)、引退した田中マルクス闘莉王、柳沢敦、鈴木隆行、ラモス瑠偉なども刺青が入っています。

 意外なところでは元サッカー女子日本代表の澤穂希も刺青を入れています。インパクト抜群なのは、長身FWとして日本代表に何度も選ばれたハーフナー・マイクでしょう。腕にヤクザ顔負けの和彫の刺青が入っていて、あれは、一般人はちょっと引いてしまうかもしれません」(スポーツ担当記者)

 日本ではまだまだ刺青に対する目は厳しいが、実力の世界で生きる彼らには、外野の声など聞こえないのかもしれない。ただ、現実的な問題はある。

「日本代表戦は刺青の露出はNGで、小林祐希は代表に呼ばれた時、テープで隠していました。やっぱり、スポンサーが良い顔をしないんですよね。また日本の場合、刺青があると、ホテルの風呂やサウナなどが使えないことも多く、裏方スタッフがホテルと交渉したり、入浴時間を調整したりする手間も生じるので、自分だけの問題で収まりません。海外でプレーできるレベルならともかく、J2、J3でプレーする可能性がある選手は、刺青は入れないほうが身のためですね」(スポーツ担当記者)

 結局のところ、「刺青のデザインを考えるヒマがあるなら、サッカーの練習をしろ」ということか。

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