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東京MXは27日、昨年放送したバラエティー番組「欲望の塊」についてマスコミ各社に文書を送付し、同番組の放送内容および業務プロセスが、
地上波放送局の信頼を毀損する事態を招いたとして謝罪。再発防止に取り組むと発表した。

同番組は昨年1〜3月に計12回放送され、極楽とんぼの山本圭壱(52)が司会を担当。2000万円相当のランボルギーニをめぐってホスト16人がゲームなどで競った。
しかし、優勝賞品のランボルギーニが収録から1年たっても優勝者に届いていないことが判明。優勝賞品の未着だけでなく、出演者の山本や俳優の小沢仁志(57)へのギャラの未払いも発覚した。

同局は文書を通じて「放送内容、及び業務プロセスにおいて、地上波放送局の信頼を毀損する事態を招いたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪。
「放送事業者が負うべき社会的責任を果たすための確認作業を怠り、当該番組に係る情報を十分に把握せぬまま放送したことによるものです」と説明した。

2月5日に「『欲望の塊』社内検証委員会」を設置し、役員・社員全員を対象としたアンケートや関係者のヒアリングを実施。
「放送事業者として放送倫理を全うする十分な組織となっていなかったこと」が根本的な原因とし、「極めて根深い問題であることを真摯に受け止め、
『地上波放送局としての信頼を取り戻す最後の機会』と自覚し、再発防止に取り組んで参ります」と表明した。

再発防止に向けて5項目の対応策を明記。責任を明らかにするため、代表取締役会長、代表取締役社長の役員報酬を一部、自主返納するとした。