野党第一党の立憲民主党の支持率が3・7%と急落し、新型コロナウイルス対応をめぐって安倍晋三政権への批判を取り込めていない
現状が浮き彫りになった。一方、日本維新の会が5・2%と急伸し、野党トップの座に躍り出た。

立民の支持率は3月の7・7%、2月の8・6%、1月の5・9%から大きく落ち込んだ。

これに対し、維新は3月と2月の支持率はいずれも3・8%、1月は2・9%で、今回上昇が目立った。

お膝元の大阪府で感染が広がったが、維新副代表を務める吉村洋文知事は独自のクラスター(感染者集団)対策や
患者の急増に備えた医療態勢の構築などに取り組む。元代表の橋下徹氏もメディアなどで発信を強めており、
政府の対応に不満や疑問を持つ層の支持を集めた可能性がある。

立民は国会審議で「桜を見る会」などの追及に力を入れ、初動対で批判を浴びた。
緊急事態宣言を定めた改正新型インフルエンザ等対策特別措置法には賛成したが、
他の野党が消費税減税を訴える中、枝野幸男代表は慎重な姿勢を崩さず、政権との明確な対立軸を打ち出せていない。

産経新聞社とFNNが11、12両日に実施した合同世論調査
https://www.sankei.com/smp/politics/news/200413/plt2004130008-s1.html