朝倉未来(トライフォース赤坂)がRIZINの事務所に突撃して、榊原信行CEOにメガイベントについて訊ねる動画が、YouTubeにアップされた。

本誌のインタビューにもある通り、“格闘技五輪”として真夏の格闘技の祭典を新・国立競技場で開催したいと語っている榊原CEOに、朝倉未来が直に自身のファイト、希望のカードなどを訊いたもの。

今回の“メガイベント”構想に未来は、「これは俺の出番だと思いまして。世界的に有名な選手とやらせてもらえるチャンスかなと」と語り、RIZINの事務所で榊原CEOに直談判をしている。

榊原CEOは、2月の横浜アリーナ大会で組まれていた未来と朴光哲との試合を「ナンバーシリーズで組む」ことを前提に、
メガイベントでは、「スペシャルな試合を組みたい。BellatorやRISEは協力してくれると思う」と構想を語ると、未来は「UFCはどうですか。
僕はマクレガーとやりたいです」と、元UFCフェザー級&ライト級二階級制覇王者のコナー・マクレガーとの対戦を希望した。

仰天プランに榊原CEOは、「アプローチはしてみよう。UFCの協力が前提だね」と、独占契約が基本のUFCにもメガイベントへの協力を仰ぐとした。

その意図について未来は、「こうしてお話を聞いていると、100%無理というのはない。(那須川)天心君とメイウェザーの試合だってそう」と語ると、榊原CEOから「ほかに戦いたい選手は?」と問われ、
「メガイベントなので、日本人が挑戦する試合がいいんじないかと。だから、あの天心君とやった……」と、マクレガー戦に続けてフロイド・メイウェザーとのドリームマッチをリクエスト。

これには榊原CEOも「メイウェザー? スタンディングバウトだよ? 総合では絶対無理だよ?」と驚きの表情。
未来はすかさず「いいですよ」と返答。「天心君、体重差がひどい中でやらされてたじゃないですか。
僕の方が(メイウェザーより)ちょっとデカいですしね」とボクシングルールでも対戦したいことを榊原CEOに伝えた。

続けて、「前例で天心君がやっているんで想像はしやすいですね」と、得意の分析力でメイウェザーの特徴をつかむことも可能だと話すと、榊原CEOは「全力で交渉してみる」と語っている。

2002年8月28日の「Dynamite!」ではPRIDEとK-1、INOKI BOM-BA-YEが手を組み、国立競技場で真夏の格闘技の祭典を実現させた。

「7月24日から8月9日の東京オリンピックの期間に何かやれたらいい」と語る榊原CEOは、当時について、「フィールドの上が芝生なので機材を持ち込むのが大変だった。
芝生を殺さないように、パラペットという空気が通る板を全面に組んだから、それだけで何千万かかかっている」と、91,107人を集めた大会を振り返った。

さらに「2002年のときは、吉田秀彦とホイス・グレイシーという柔道と柔術のトップ同士が、顔面打撃無しの特別ルールで戦ったんだよ。
いまも(五輪競技の)世界チャンピオンクラスに声をかけている」と未来に説明すると、
未来は「そういうのも見たい。吉田沙保里さんとかメガファイトで」と、ファン目線でカードを提案。

続けて未来は、「ファンの人の声も大事だと思うんです。というのも、ファンはほんとうにこんな試合が見たいのっていうカードを言ってくることがある。
平本蓮君が僕とやりたってつぶやいたらしくて、こっちからしたら何を言っているのって感じなんですけど、もしそんな試合を組んでもらえたら、打撃は強いですけど、ほんとうにイージーなんで。
でもそれを逆に観たいっていう人が多いんだろうなと」と、選手本人が想像もしないカードでもファンの声に耳を傾けるべきと話した。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200413-00010002-gkakutogi-fight
4/13(月) 13:52配信