新型コロナウイルスへの感染が10日に確認された長野市の30代の男性の勤め先について、長野市は市内の繁華街にある接客を伴う飲食店と明らかにし、店を訪れた人に対して保健所に相談するよう呼びかけています。

長野市は10日に感染が確認された長野市の30代の男性の勤務先について、市内の繁華街の権堂町にある接客を伴う飲食店の「林檎館」と明らかにしました。

長野市によりますと、男性は客の案内などを担当していて、熱などの症状が出たあと勤務していた4月7日と8日に店を訪れた人は20人から30人ほどとみられるということです。

長野市はこの2日間に店を訪れた人は、症状の有無にかかわらず市の保健所に相談するよう呼びかけています。

市は当初、男性が発症したあと9日間勤務していたと発表しましたが、調査の結果、発症後の勤務は2日間と確認されたということです。

このため同僚の濃厚接触者について市は当初41人としていましたが、実際には20人だということです。

市は男性と同居する2人と合わせて検査を行うほか、感染経路についても詳しく調べています。

接客を伴う飲食店の利用をめぐっては政府が11日に全国で利用を自粛するよう呼びかけたのをうけて、長野市も同様の呼びかけを行っています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200412/k10012382551000.html