教育評論家で「尾木ママ」の愛称で親しまれる尾木直樹氏(73)が10日、自身のブログを更新し、文部科学省の方針に異論を唱えた。「またまた、びっくり、びっくり、なんということでしょうか!」で始まるブログには、「休校中の成績はつけると文科省が各教育委員会に通知しました(10日)。授業は対面ですると決まっているのに、『特例措置』てわプリントや問題集、リポートなどの提出物を見て成績をつけよというのです! 驚きです!」(原文ママ)と、仰天させられたことを明かした。

 教育評価の原理、原則として「授業実践と評価は表裏一体」と解説する尾木ママは、「こんな無茶なこと、学校現場に押し付けないでほしい!ただでさえ、コロナ対策でも頭が痛い。頭がいっぱいなのにーー。子どもたちも犠牲になっているのに。我慢しているのに」と、やるせない気持ちを代弁した。

 尾木ママはこれまでも緊急事態宣言が出た都府県とそれ以外での温度差に危機感を覚えたり、日本政府の対応のまずさに警笛を鳴らすなど「コロナより意味不明の政治屋さんの方が怖いです!」と、つづっていた。この日はさらに「成績で脅す類いの指導は子どもたちに恥ずかしいのではないでしょうか!しっかり、学校現場と子どもたち大切にしてほしい!教育原理を尊重していただきたいです!具体的にオンライン授業の導入を急いでほしいです」と訴えていた。

4/10(金) 22:14配信https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200410-00000241-spnannex-soci

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