4/6(月) 6:00配信 文春オンライン
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「最近の朝ドラは主人公の母親役が話題を集め、前半の核になることが多い。誰が起用されるかの関心も上がっている」(放送記者)

 前作「スカーレット」では富田靖子(51)、その前の「なつぞら」では松嶋菜々子(46)が母親役を務めたNHK連続テレビ小説。3月30日に始まった「エール」では菊池桃子(51)が大役を担う。デビュー37年で朝ドラ初出演だ。

「『エール』は昭和期の大作曲家・古関裕而をモデルにしたドラマ。主人公の窪田正孝(31)の母親が菊池で、息子の将来をめぐり苦悩する立場です」(同前)

 菊池といえば中山美穂や故・岡田有希子らと共に、80年代中盤を彩ったアイドルの一人。

■「ラ・ムー」時代の“迷走”を経て……

「ラ・ムー」から「エール」へ 菊池桃子は「再婚相手を巡る報道」を跳ね返せるか
かつて7曲連続オリコン1位を達成 ©共同通信社
「“清純派”を体現したルックスで同年代男子の熱狂的な支持を集めた。だが1988年に『ラ・ムー』なるバンドを結成し大胆なイメチェン。外国人の女声コーラスを従え、アイドル時代と同じウィスパーボイスでロックを歌うなど、やや迷走した」(芸能デスク)

 その後は女優に転身。95年にはプロゴルファーの西川哲と結婚したが(のち離婚)、2001年に生まれた第2子が障害を負ったことが、再びの転機に。

■再婚相手を巡る報道はどう影響するか

「子供の進路形成に関心を持ち、大学院に通い修士号を取得。母校の短大で客員教授になるなど“知性派”のイメージを強めていった。ついには15年、安倍総理の諮問機関『一億総活躍国民会議』の民間議員、翌年には文科省の初等中等教育局視学委員に就任と、見事にキャリアアップ」(同前)

 昨年に再婚した相手も文字通りの“キャリア”。経産省の新原浩朗・経済産業政策局長(60)だ。

「出会いは新原氏が内閣官房で一億総活躍国民会議を担当したこと。“安倍ファースト官僚”で知られる新原氏は3月末で定年退官するはずだったが、黒川弘務・東京高検検事長と同様に『定年延長』される予定。これで事務次官の目も残ることになる」(一般紙記者)

 昨年、夫を巡る報道について、ブログに「専門家に、調査と、証拠の記録をお願いする検討に入りました」と記すなど鋭い反応を示した菊池。この時期の朝ドラ母親役は簡単ではない、と前出の芸能デスクは語る。

「母親としての立ち位置での活動を重視する菊池にとって、朝ドラの母親役はこの上ない好機だが、お茶の間に受け入れられるかはまた別の話。朝ドラでは現実世界と切り離した“朝ドラの母親”を演じきらねばならない。最近は、かつての柔らかいイメージとは違った姿を印象づけることが多い菊池の力量が問われる」

 ありのママで、というわけにはいかない母親役。