2020年04月02日 12時20分
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美貌の“天才女流棋士”として引っ張りだこの人気だった林葉直子(52)が2日、余命1年から劇的な復活を遂げ、元気な姿を見せた。
林葉は12歳でプロ入り。
史上最年少の14歳で女流王将を獲得すると、10連覇して“将棋界のアイドル”となったが、1995年に棋士を引退。
98年の不倫スキャンダルで一線から退き、一晩でブランデー2本を空けるなど、酒浸りの生活を送るようになった。
2008年には過度のアルコール摂取がたたり、肝硬変に。
治る見込みはないと余命1年を宣告され「人生に後悔はない」と死を覚悟したという。
林葉は「相手が同業者だったので、ご迷惑をおかけして一緒の世界にはいられなくなった。飲んでなきゃいられなくて、お酒がありがたかった。
 不摂生な生活を送っていた。今思えば将棋をやっていれば対局前は飲まないので、続けていればよかった」と振り返った。
だが「将棋や将棋ファンは優しくて大好き。将棋をやめなきゃよかった」と次第に後悔を感じるようになった。
酒をやめて減塩を守り、ラーメンやうどんを控えたという。
移植をしなければいけない状態から、劇的に症状が回復し、医者から「肝臓がきれいですね」と言われるまでになった。
若干やせてはいるが、昨年11月には対局できるほどに体調が戻り、現在はユーチューブで対局を公開している。
それまで足がつりやすく歩行に支障が出ていたが、ほぼ問題はなくなった。
復活のカギとなったのは「何があるかわからないから最後まであきらめない」という棋士時代の姿勢を思い出したことだった。
今後は将棋を広める将棋コメンテーターを目指す意向だという。

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