フランスのテニス連盟は17日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4大大会第2戦の全仏オープン(5月24日開幕)を、9月20日〜10月4日に延期すると発表した。
同国内で外出制限がかかる状況で「予定通りには実施できない」と表明した。ツアーは男子が4月26日まで、女子が5月2日まで中断中で再開時期は未定。
全仏終了後の6月8日付の世界ランクで決定する東京五輪出場枠も影響を受ける。

 突然の発表に選手や関係者は困惑や反発の声を上げた。
全米オープン(8月31日〜9月13日)を主催する米国協会は「このような決定は一方的に下されるべきではない」と批判した。
全米閉幕1週間後に、異なる特性のコートで戦うのはパフォーマンスに影響する(全仏はクレー、全米はハードコート)。
また代替時期は女子の東レ・パンパシフィックOPなどが重複し調整が必要になる。
週単位で世界中を転戦するツアーは、大きな課題に直面している。
https://hochi.news/articles/20200318-OHT1T50247.html