◇17日 2軍練習試合 広島6−5中日(由宇)
 
開幕1軍へ向け結果を出し続けるしかない。「3番・左翼」でフル出場した中日・根尾昂内野手(19)は広島のK・ジョンソンからの2安打を含む堂々の3安打。
守っては外野守備を無難にこなし、「収穫があった」と手応えを口にした。

第1打席はジョンソンの変化球にタイミングが合わず、空振りの三振。しかし、次の打席ではその変化球を鮮やかにセンター前へはじき返した。
3度目の対戦となった5回は一塁への内野安打、さらに矢崎と対戦した第4打席は右前打と続けて快音を響かせ、ポテンシャルの高さを見せつけた。

思わず「(自分の配下に)欲しいね」と冗談交じりに話したのは仁村2軍監督だ。
「初めての投手なのに、いいヒットだった。あのスイングスピードは投手は怖いよ。やっぱ、いい選手だ」。
さらにこの3連戦では左翼に続き、中堅、右翼での起用も明言。指揮官は「全ポジションをやらせる」と、外野すべてをこなす状況を用意する。

もちろん、根尾も外野全ポジションでの起用は望むところだ。「もっともっと(守備での)プレーの精度を上げていきたい。
肩には自信があるので、(外野手としての)ポジショニングをしっかりすれば、余裕を持って対処できる。ランナーに走られないよう工夫もして、(相手打者の)一打席一打席に取り組んでいきたい」。
攻守のレベルアップあるのみ。根尾が地力をつけるべく着実に階段を上っていく。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200317-00010052-chuspo-base
3/17(火) 21:42配信