13日、NGT48メンバーの中井りかがSNSを更新。一連の内容がNGT48運営への批判だとして物議を醸し、拡散されている。

 SNSを複数活用している中井だが、13日にUPしたInstagramのストーリーではファンからの「NGTの運営様って本当に」というコメントに対して次のように返していた。

<まあ、どーやったら面白く見えるかってことを考えて撮るからね。そこはどーしようもないよね。そしてアイドルなんて金儲けの道具でしかないからね>

 中井は動画配信サービス「SHOWROOM」で配信した動画内で、研究生のSHOWROOM出演をめぐって「なんでリリースしないんだろうって。急に辞退した理由が分からないじゃん」と異議を唱え、「運営とバトっていた」と発言していた。「アイドルなんて金儲けの道具でしかない」とした投稿内容も、SHOWROOMへの出演をめぐってのものと見られる。

 さらにこの日、中井はTwitterでも下記のツイートで追撃していた。

<こんなこと言う大人がいて グループ全体を応援してほしい時にメンバーを見えないとこで競わせてなにがしたいのかわからない。ファンの人たちのために頑張りたいんだよ 運営のために頑張るんじゃなくて>
<メンバーが頑張ろうとしてたSR(※編注:SHOWROOMのこと)イベント遮って過去自分のグループがかわいそうだったからって仕返ししないでよ(略)メンバーおもちゃにしてまた涙してるとこ見せとけばいいみたいな考え方 本当に嫌い運営>
<現場に来てくれるマネージャーさんたちは死ぬほど頑張ってくださってて たまに公演ぱっとみて文句だけ言って帰る上の人とはちがうよ>

 上記のツイートはすでに削除されており、中井のTwitterも平常運転に戻っているが、ファンからは中井の荒れた言動に対して賛否両論が起こっている。

意味深なSNS投稿を繰り返す中井りか
 中井がSNSや配信動画で運営に対する批判的な投稿をするのは、これが初めてではない。

 NGTといえば今年1月、NGTでは元メンバーの山口真帆が被害者となった暴行事件が発覚した。騒動が広がるなかで、メンバーの加藤美南がInstagramに事件にまつわる“不適切投稿”をして炎上。これによって、運営は全メンバーにSNS禁止令を出していた。

 今年8月1日、運営はメンバーのSNS再開を宣言したが、中井はその翌日、意味深なツイートをしていた。

<何でもかんでも止めりゃいい 制御すればいいってもんじゃないっていうのを言いたい 個性が死ぬ それじゃ敵の思う壺すぎることをわかってない人がおおすぎる 届くかなあわたしの声は(笑)>
<叩きたいならわたしのこと叩けよ敵>

 この投稿にファンは騒然としたが、その直後に中井は<SNSを改めて開始して早速皆様にご心配、ご迷惑をかけてしまったかと思います。でも私の言葉で伝えたいことがいくつもあって、それが溢れ出てしまってなかなかうまく伝わらなかったのもわたしのせいです。ごめんなさい>と謝罪し、一連の投稿を削除した。

 SNS再開直後の謎の投稿。一体何を伝えたかったのか、彼女にとって誰が「敵」なのか、ファンは憶測を深めるばかりだった。

 中井が運営に批判的な態度を取っていることは確かなようだが、その主張は不明瞭だ。中井による運営への“ファイティングポーズ”にはファンからの好意的な意見もあるものの、一部では中井の“炎上商法”を疑い、運営との関係性も「プロレスだ」とみなす穿った意見もある。

暴行事件で明るみになったNGT運営の杜撰さ
 前述の山口真帆への暴行事件をめぐっては、NGTを運営するAKSの杜撰さが浮き彫りになった。被害者の山口真帆は、運営の異常な体質を次々に明かした。

 そもそも昨年12月に発生した暴行事件が1月になって明るみに出たのも、山口がSHOWROOMで配信した動画で涙ながらに被害を“告発”したからだった。

<結局この1カ月待ったけど、(運営は)何も対処してくれなくて>
<クリーンなNGTにするっていったのに、新しいNGTにするって、悪いことしてる奴らだって解雇するって言ってくれたのに、何も対処してくれてなくて>
(1月8日に山口が配信した「SHOWROOM」動画の発言より)

 山口の決死の“告発”がなければ、暴行事件そのものが闇に葬り去られていた可能性もある。その後、運営側はいっさいのコメントを控えていた一方で、10日の劇場公演で姿を見せた山口は、被害者であるにも関わらず「このたびはお騒がせしてしまいすいません」と頭を下げた。


(2に続く)

2019.12.17
https://wezz-y.com/archives/71276