11/22(金) 20:38配信 THE ANSWER
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20191122-00094753-theanswer-spo

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第6戦NHK杯は22日、男子ショートプログラム(SP)が行われ、五輪連覇王者・羽生結弦(ANA)が109.34点をマークし、トップに立った。島田高志郎(木下グループ)は75.98点、山本草太(中京大)は74.88点だった。

 王者の貫禄だ。第2グループ、11番滑走でリンクに登場しただけで、会場の空気が変わった。「秋によせて」の旋律に乗せて、冒頭の4回転サルコーは高く、美しく降りた。場内は静寂から一気に大歓声に。続く3回転アクセルも綺麗に決めた。そして4回転トウループ―3回転トウループのコンビもきっちりと降り、拍手が送られた。

 ステップ、スピンでも魅了。演技後は目を閉じ、拍手とプーさんの雨を浴びた。ブライアン・オーサーコーチと抱き合うと、グッと右こぶしを握った。

 羽生はスケートカナダではSPで109.60点。自己ベストには1点足りなかったが、フリーでは世界初のコンビネーション(4回転トウループ―オイラー―3回転フリップ)を決めるなど、212.99点をたたき出し、今季世界最高得点となる322.59点を記録していた。

 表彰台以上でGPファイナル出場が決まるが、羽生が見据えるのは更なる高みだ。自己ベストを、そしてネイサン・チェン(米国)の世界最高得点(323.4点)を超えられるのか23日のフリーからも目が離せない。

結果
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