合成麻薬のMDMAを所持したとして逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者について、警視庁が7年前に近しい人物から「違法薬物を使っている」という証言を得ていたことが捜査関係者への取材でわかりました。警視庁は以前から薬物を使用していた疑いがあるとみて調べています。

女優の沢尻エリカ容疑者(33)は16日、東京・目黒区の自宅マンションでカプセルに入った合成麻薬のMDMAを所持していたとして逮捕されました。

捜査関係者によりますと、警視庁は7年前の平成24年に近しい人物から話を聞き、「沢尻容疑者が違法薬物を渋谷にある会員制のバーのトイレで使っている」という証言を得ていたということです。

その後、証言の内容とは別に、沢尻容疑者が海外で薬物を使用していたなどという疑いが一部で報じられていました。

今回、警視庁はおよそ1か月前に改めて得た情報をもとに行動の確認を進めたうえで、捜索に踏み切り、自宅からMDMAを押収しました。

これまでの調べに対して所持や使用を認める供述をしているということで、警視庁は以前から薬物を使っていた疑いがあるとみて調べています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191118/k10012180901000.html