ローランド・エメリッヒ監督が、『インデペンデンス・デイ』の20年ぶりの続編として制作するも批評および興行的に失敗となった『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)について後悔を語った。

『インデペンデンス・デイ』(1996)は、地球に攻めてきた侵略者と人類の激突を描いたSF大作。それから20年後を舞台にした続編では、
ジェフ・ゴールドブラムやビル・プルマンなどオリジナルキャストも再集結したが、前作主演のウィル・スミスの続投はならなかった。

エメリッヒ監督は、Yahoo Movies のジャーナリスト、ハンナ・フリントとのインタビューで「僕はただ、第1弾と全く同じ映画を作りたかったんだ。だが、制作の途中でウィルが抜けてしまった。
彼は『スーサイド・スクワッド』(2016)をやることにしたから」と想定通りには行かなかったと明かす。当時も、ウィルのギャラが高すぎて彼を雇うことができなかったと報じられていた。

「僕は『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』を作るのをやめるべきだった。なぜなら、僕たちの手にはずっといい脚本(=ウィル演じるヒラー大尉をメインに据えたバージョン)があったんだ。
だが、ものすごく急いで別の脚本を形にしないといけなくなった」とエメリッヒ監督。「僕はただ『ノー』と言うべきだった」とそのまま制作を進めた当時の判断を後悔していた。

それでも今もハリウッド大作制作への情熱は消えていないといい、ドイツ人であるエメリッヒ監督は「人生では時にこういうことが起こる。
でも、僕はいつだってアメリカ映画に夢中なんだ」と続けた。ミッドウェー海戦を題材にした監督の新作『ミッドウェー(原題) / Midway』は8日の米公開を控えている。(編集部・市川遥)

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