ナショナルズ、WS初制覇=敵地全勝でアストロズ破る−米大リーグ

 【ヒューストン時事】米大リーグの王者を決めるワールドシリーズ(WS、7回戦制)は30日、第7戦がヒューストンで行われ、ナ・リーグ覇者のナショナルズが、ア・リーグを制した地元アストロズを6−2で破って4勝3敗とし、1969年の球団1年目から初めてのWS制覇を遂げた。

 ナショナルズは敵地での4試合に全勝し、本拠地ワシントンでは3戦3敗だった。
 全7試合でビジターのチームが勝つのはWS史上初めて。
 最優秀選手(MVP)には、今シリーズ2勝を挙げたストラスバーグが選ばれた。 

 ナショナルズは七回、ケンドリックが逆転2ランを放ち、その後も加点。第4戦で先発したコービンが2番手として3回を無失点と好投し、九回はハドソンが抑えた。

 ◇ナショナルズ球団小史
 ワシントン・ナショナルズ エクスポズとしてカナダのモントリオールを本拠地に1969年に1年目がスタート。
 2005年に米ワシントンへ移転し、ナショナルズに改称した。
 過去に伊良部秀輝、吉井理人、大家友和が所属。
 今回が初めてのワールドシリーズ進出だった。

時事通信 2019年10月31日13時20分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019103100435