6冠馬に続け!? WBA&IBF世界バンタム級王者の井上尚弥(26=大橋)が28日、横浜市内の所属ジムで練習を公開した。

 WBA同級スーパー王者ノニト・ドネア(36=フィリピン)と激突するワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)決勝(11月7日、さいたまスーパーアリーナ)まで残り10日となったが、井上は「トレーニングも予定通り積めているので、コンディションは良く仕上がっている」と好調ぶりをアピールした。この日は大一番前に最後の公開練習ということで、ジムにはなんと約70人もの報道陣が詰めかけた。注目度の高さを感じさせたが、もう一つの指標となる海外ブックメーカーのオッズはどうなっているのか。

 8月の時点での海外ブックメーカーが発表したオッズでは「井上勝利」が軒並み1・1倍未満なのに対して、「ドネア勝利」は10倍前後と大差がついていた(本紙既報)。現在、英国の老舗ブックメーカー・ウィリアムヒル社の最新オッズは、井上勝利が1・1倍とほぼ変わらず。対するドネアは6・5倍とその差を詰めてはいるものの、オッズ上では変わらず井上の圧勝ムードだ。

 競馬では27日の天皇賞・秋で、1番人気のアーモンドアイが単勝1・6倍の圧倒的な支持を受けて、2着ダノンプレミアムに3馬身差をつける圧勝劇を演じた。“モンスター”井上も「化け物」と言われる最強牝馬に続き、きっちり人気に応えそうだ。


2019年10月29日 16時30分
https://www.tokyo-sports.co.jp/fight/boxing/1602006/