南半球最高峰リーグのスーパーラグビー(SR)に参戦しているサンウルブズが、21年秋に発足を目指す
新たな国内プロリーグに参戦することが20日、分かった。拠点は来季開幕のレベルズ戦(来年2月1日、
レベスタ)を行う福岡に置き、育成組織も整える。日本代表強化策の役目に区切りをつけ、新たな形で存続する。

サンウルブズはエディー・ジョーンズ前日本代表ヘッドコーチが推進し、16年から5年契約でSRに新規参入した。
世界トップ選手と毎週試合をする経験を通じてプロップ具、SH流ら若手が成長。18年から参加したNO8姫野は
「日本人は小さいから、という固定観念があったけど違う。日本人でもやれる」という自信を得る機会になった。

しかし成績は伴わずチーム数削減の対象になり、条件面でも折り合わず今年3月に20年限りでの除外が決定した。
他のSRチームとの提携や別リーグ参戦を探っていたが、6月末に日本協会副会長に就いた清宮克幸氏(52)が
プロリーグ構想を打ち出したことで状況が変わった。

新リーグはW杯開催12都市を中心にチームを作る予定で、W杯終了後にも全体像を明らかにできるよう準備が
進んでいる。関係者によると「12チーム以上集まるかもしれない」ほど順調だという。新たなファン層掘り起こしにも
貢献した“準代表チーム”は、元日本代表FW大久保直弥監督(44)の下でSRラストシーズンを戦った後、福岡の地で
再出発する。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191020-00000346-sph-spo