◆第101回全国高校野球選手権大会第13日▽準々決勝 履正社7―1明石商(20日・甲子園)

 明石商(兵庫)の狭間善徳監督(55)が明徳義塾でのコーチ時代などに師事した同校の馬淵史郎監督(63)からの言いつけを守らなかったことを後悔した。八戸学院光星との準々決勝後に電話があり「お前強いの〜。お前の背中には神様がついてるぞ。だから絶対に風呂には入るなよ。(神様が)流れるぞ」と言われた。しかし狭間監督はこれを華麗に“スルー”し、すぐに入浴。その結果、これまで味方してくれていた神様が流れていってしまったのか、履正社に1―7と完敗した。「風呂に入らなきゃ良かったね…。また後で馬淵さんに電話で言われますよ『風呂に入るなや〜!』って。僕、清潔な方なんで」。試合後は悔しさをいったん押し殺し、笑いを誘った。

 準決勝前夜は午前2時まで相手の研究に費やした。履正社の先発は左腕の清水大成投手(3年)と予想したが外れてしまい「清水やったらあんなに三振はなかったかも。策はあったんですけどね。どんな策か? それは言えない。でも選手にも言ったら『おお!』って言う感じだった」と残念がった。3季連続の甲子園で、春に続く4強入りと強豪校の仲間入りを果たしたが「(選手は)ほんとええやつらでね、ほんとようやった。勝たしてやりたかった。1試合1試合強くなっていったていうのと、ちゃんと束になっていけたかなというものを感じますね」と手応えとともに悔しさもにじませた。


8/20(火) 20:20配信 スポーツ報知
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