6/26(水) 17:47 BuzzFeed Japan
全米チャートで12週連続1位! Lil Nas X(リル・ナズ・X)とは何者なのか?
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リル・ナズ・X
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米ビルボードのシングルチャート「HOT100」で、ラッパーLil Nas X(リル・ナズ・エックス)の『Old Town Road ft. Billy Ray Cyrus』が12週連続で1位を獲得した。【BuzzFeed Japan / 神庭亮介】

◆ゲーム動画をMVに

リル・ナズ・Xはアトランタ出身、20歳のラッパー。昨年12月3日に『Old Town Road』を配信した。

《オールドタウン・ロードを目指して馬を走らせよう 力の限り突き進もう》と歌うこの曲は、カントリーとラップが融合した「カントリー・ラップ」。

ナイン・インチ・ネイルズの『34 Ghosts IV』をサンプリングしたバンジョーの音色と、ヒップホップの化学反応がクセになる。

西部劇の世界を描いたゲーム『レッド・デッド・リデンプションII』の映像をミュージックビデオに使用したことでも話題を呼んだ。

◆TikTokで大流行

最初に人気に火がついたのは、TikTokだった。

『Old Town Road』に合わせてカウボーイ、カウガールに変装する「Yeehaw Challenge」が若者を中心に流行。

ビルボードのカントリー・チャートとR&B/ヒップホップ・チャート」の双方にランクインを果たす。

ジャスティン・ビーバーがInstagramのストーリーで「この曲ヤバイ!」と紹介したことで、さらに拡散された。

◆ラップか、カントリーか

ところがビルボードの判断で、一度はランクインしたはずのカントリー・チャートから除外されてしまう憂き目に。

ビルボードは『ローリングストーン』に出した声明で、『Old Town Road』について「カントリー・チャートに含めることは適切でないと判断した」「カントリーミュージックの要素を十分に含んでいない」などと説明した。

これに対し、一部のアーティストやファンが「人種差別ではないか」と反発。ビルボードは『Genius』に「ビルボードの判断とアーティストの人種は一切関係ない」と追加のステートメントを出している。

◆ビリー・レイ・サイラスが参戦

ここで助け舟を出したのが、カントリー歌手でマイリー・サイラスの父親でもあるビリー・レイ・サイラスだ。

ビリー・レイが客演を買って出た、リミックス版の『Old Town Road ft. Billy Ray Cyrus』を4月5日にリリースすると、たちまち大ヒット。翌週のビルボード「HOT100」で首位を獲得し、カントリー・チャートにもランクインした。

ビリー・レイは「初めて聴いた時から、明らかにカントリーだと思った」とツイート。

娘のマイリーも「もしパパがiTunesで1位になった時は…」と、100ドル札を何枚も見せびらかす写真をTwitterに投稿、冗談めかして父親にエールを送った。

◆驚異の12週連続1位

『Old Town Road ft. Billy Ray Cyrus』は快進撃を続け、今週で12週連続の1位。2019年の最長記録を更新し続けている。

YouTubeでの再生回数はオリジナル版が7500万回、ビリー・レイが参加したリミックス版も1億6900万回を超える。

Spotifyでは、オリジナル版が3億4千万回以上再生され、リミックス版は実に4億回に迫る勢いだ。

(以下略、全文は引用元サイトをご覧ください。)