吉本興業などに所属するお笑い芸人が反社会的勢力主催の会合に所属会社を通さずに出席する「闇営業」を行い、会社から謹慎処分を受けた問題で、毎日放送(MBS、大阪市)は25日、差し替える予定だった芸人の一人が出演する番組を、システムトラブルで一時的に誤って放送するミスがあったと発表した。

 ミスがあったのは、「雨上がり決死隊」の宮迫博之さん(49)が準レギュラーを務める24日深夜の「痛快!明石家電視台」。宮迫さんが出演していない過去の番組を再放送するはずだったが、開始から5分あまり、宮迫さんが出演する当初予定の内容を放送した。

 直後に気付いて再放送に切り替え、番組中にテロップでおわび文を流した。同局は「視聴者に高い関心を寄せていただいている中で、起こってはならないこと。今後はシステムトラブル発生の防止はもとより、いち早く検知できるよう対策を講じる」としている。

 一方、関西テレビ(大阪市)は25日、宮迫さんと「ロンドンブーツ1号2号」の田村亮さん(47)がそれぞれ出演する予定だった29日午後放送の「雨上がりのフォトブラ」と「おかべろ」を、別番組に変更すると発表した。2人が出演した両番組の再放送も、別の番組に差し替える。

2019.6.25 12:16 産経新聞
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