決勝が井上VSドネアになれば…米メディア展望「イノウエの顎一発当てればKOも」

ボクシングのワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級準決勝は27日(日本時間28日)、
WBAスーパー王者のノニト・ドネア(フィリピン)がWBO同級5位ステフォン・ヤング(米国)に6回KO勝ち。
決勝進出を決めた。試合後のリング上では決勝でWBA正規王者の井上尚弥(大橋)との対戦を熱望したが、米メディアからは“ドネアは難敵”との見方も出ている。

「ノニト・ドネアがWBSS決勝でナオヤ・イノウエとの対戦希望」と特集したのは、ボクシング専門メディア「ボクシングニュース24」だった。
「フィリピンの閃光」の異名通りの左フック一閃で、ヤングを倒したドネアはリング上で井上への愛ある挑戦状を叩きつけた。
 
「言葉で表現できない部分が私と日本には存在します。私がどれだけ日本を尊敬しているのか、どれだけ愛しているのか。
そして、私とナオヤ・イノウエとの間にも言葉にできない尊敬が存在します」など、事実上の決勝と呼ばれるロドリゲス戦を迎える井上に対し、頂上決戦を呼びかけた。

この発言を受けた特集では、井上―ドネアが実現すれば、ドネアが難敵になると分析。
「ドネアのパンチ力と経験を考えると、もし彼が日本のスターの顎に一発ビッグショットを当てることができればノックアウトできるだろう」
と百戦錬磨のドネアなら井上に初のKO負けを記録できる可能性があると報じている。

「イノウエのプロ7年間でドネアと比べられる相手は誰もいない」と指摘
「イノウエは素晴らしいファイターだが、これまでドネアほどの男とリングに立ったことはない。
イノウエはWBSS決勝で対戦することになれば、未知なる部分に足を踏み入れることになる。
イノウエはプロ7年間で優秀な対戦相手と戦ってきたが、ドネアと比べられる相手は誰もいない」

キャリア45戦40勝5敗でフライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級、フェザー級の世界王者に輝いたレジェンドとの対戦は、井上にとっても未体験ゾーンと指摘。
「彼が強烈なレフトフック一発を直撃できるまでもつのならば、ドネアのパンチ力とサイズは井上に問題を突きつける」と伝えた。

WBSSバンタム級大会ではブックメーカー、海外メディアで優勝の絶対的本命とされる井上だが、経験、パンチ力、サイズと条件がそろうドネアは簡単に倒せる相手ではないと米メディアは見ている。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190429-00059582-theanswer-fight
4/29(月) 19:33配信