2019.4.6(Sat)

 J1神戸の三木谷浩史会長が6日、自身のツイッターアカウントでJリーグの審判についての意見をつづり、VAR(ビデオアシスタントレフェリー)導入の即時検討も呼び掛けた。

 この日、神戸は松本とのアウェー戦に臨んだ。ウェリントンが決めたかに思われた得点が他の選手のプレーを理由に取り消されたり、松本の選手が松本陣内のペナルティエリアで手でボールに触れたかに見えたシーンでPKがとられなかったりと、神戸にとっては厳しい判定が続いた。試合は1−2で敗れた。
 三木谷会長は「不可解な判定がとても多い残念な試合でした。リーグの発展を考えるなら、真剣に審判の質も国際基準にしないと」と審判団のレベルについて提言した。続けて「少なくとも、他のリーグのようにVARの導入を即座に検討するべきだと思います」と改善策の一つを挙げた。

 VARとは、ビデオ映像により主審の判定をサポートする制度。ロシアW杯でも導入され広く知られた。得点に関わるプレー、PKの生む、一発退場となるかどうかなどの場面で、主審が別室のVARからの助言を元に、自身でもピッチレベルに設置されたモニターでリプレー映像を確認した上で、判定を変更することがある。

 VARはPKなど得点に直結するプレーの判定を厳密に行える一方で、試合の流れが止まりやすいといったデメリットもある。

 Jリーグでは今季、VARを部分導入している。リーグカップにあたるルヴァン杯の決勝トーナメント13試合と、J1参入プレーオフで導入される。

https://www.daily.co.jp/soccer/2019/04/06/0012219005.shtml